SOMPOホールディングス(8630)の銘柄分析

※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。

SOMPOホールディングス(8630)の銘柄分析を行ってみます。

SOMPOホールディングス(8630)の基本情報

SOMPOホールディングス(8630)は保険業を中心として保険・金融の大手企業です。(引用：HP)

業務内容としては、主に国内損保事業、海外保険事業、国内生保事業、介護事業等多岐に渡って事業を展開しております。(日経プライム企業)

競合他社としては東京海上,　ＭＳ＆ＡＤ,　第一生命ＨＤ等が挙げられます。これら3つと上の表をを比較したものを下記に示します。

銘柄名	ＳＯＭＰＯ ホールディングス	東京海上ＨＤ	ＭＳ＆ＡＤ	第一生命ＨＬＤＧＳ
証券コード	8630	8766	8725	8750
株価 (2024/10/11)	3315円	5520円	3470円	3835円
時価総額	3.3兆円	10.9兆円	5.6兆円	3.7兆円
PER	13.98倍	12.43倍	8.72倍	10.92倍
PBR	1.14倍	2.1倍	1.23倍	0.93倍
配当金	112円	159円	145円	122円
配当利回り	3.38%	2.88%	4.18%	3.18%
業界	保険業	保険業	保険業	保険業

SOMPOホールディングス(8630)は利回りが3.38%とそこそこ高い利回りになっております。

ここでチャートを確認してみます。

日足の株価チャートを確認してみると、最近は8/5下げ以外はヨコヨコでの推移になっているようです。現在上げ下げを繰り返しており、どのように動くのか判断に迷うところです。 現在日経平均のperが15.77倍程度になり、16倍に近くなっております。計算したところ日経平均との相関値も低めだったので変動は少ないとは思うのですが、しばらく様子見しておきます。

次に週足の株価チャートを確認してみます。こちらも24年/2月くらいから株価の変動はほとんどしていないのが確認出来ます。ここを天井に下がるかどうかはしばらくは様子を見ていきたいと思いますが、高値圏のような気もします。

業績推移

まずはEPSの年毎のグラフを下記に示します。(データ参考：IR-bank)

グラフを見ると、2012年以降は全てプラスになっており、2021年までは一定のEPSを持っておりますが、2022年から急に伸びてきております。2023年が特殊なのでこちらは分析出来ればとは思っております。平均的には右肩上がりにすすみそうな形になっておりますので、今後の動向を注意深く見ていく必要がありそうです。

直近25年(予想)のEPSが233.67円なので、平均的なPer=15を掛けると、3505.05円になり、現在株価(3265.0円)よりは少し大きな値になっております。こちらも時間をみて解析を進めれればとは思います。

次に配当金の推移を確認してみます。

配当金に関しては2015年以降綺麗な右肩上がりの増配続けており、高配当株としては非常に気になるところです。このまま増配を継続していけるか注目していきたいです。現在配当利回りも3.38%と高めにはなっているのですが、若干割高方向になっております。増配との兼ね合いでどのように変化していくか見ていきたいです。

次に配当性向について調べてみてみようと思います。

こちらに関しては、2023年だけ特殊な形で300%になっておりますが、それ以外は30%～50%の推移になっているようです。配当性向がそこまで高くはないので無理はしていないとは思いますが、2023年のように極端に業績が悪くならないかは心配になります。ただ直近は30%くらいかと思われますので適正な値を維持しているように見えます。

次に自己資本比率推移を確認してみます。

自己資本比率に関しては基本的に少な目で、20%以下になっております。ただこれら金融業、保険業は銀行等と同じように自己資本比率が低い状態になっているかは調べて考える必要はありそうです。10%～20%で大きな変動はないのは良いことではないかとは思います。こちらももう少し調査を進めていければと思っております。

最後に営業CF推移を確認してみます。

営業CFに関しては2013年からは全て黒字で終わっております。また右肩上がりにキャッシュフローの金額が上がってきており、かなり良いのではないかと思われます。これが突然赤に転落しないかどうかは継続して確認していくつもりです。

まとめ

以上の事より、SOMPOホールディングス(8630)の株の分析を行ってみました。現状そこそこ高い高配当株でありますが、継続して営業利益がとれるのかはなんともいえないので継続してウォッチしていきたい所です。配当的には連続的にコンスタンスに増配しているので非常に魅力はあると思っております。