昔購入したFGとハンディオシロ
大分前の事なのですが、安いFG(ファンクションジェネレータ)と携帯性が高いオシロスコープを購入しましたので、使用感をここに書こうと思います。
購入したFGは、Kuman製のFY6600-60Mといったモデルで、オシロスコープはHantek社製のHantek2D72になります。ものとしてはこのような感じですね。
FG(ファンクションジェネレータ)はいくつもの電気信号を出力する事が出来る装置です。例えば正弦波、矩形波、三角波等の波形を作って出力することが出来ます。この信号源で欲しい信号を作り出し、回路に入力して波形を確認する事で解析する事が出来ます。
私が購入したkumanのオシロの出力波形なのですが、調べてみたらなかなか量がありました。
下記の信号を作れるようです。
- 正弦波(SINE)
- 方形波(SQUR ±出力)
- 方形波(CMOS駆動用+出力のみ)
- パルス波形(Adj-Pulse)
- DC出力
- 三角波(TRGL)
- Ramp波(線形出力 ±切り替え可)
- exp波(±切り替え可,立上がり,立下りも選択化)
- Log波(±切り替え可,立上がり,立下りも選択化)
- 全波整流波形(正弦波,±切り替え可)
- 半波整流波形(正弦波,±切り替え可)
- ローレンツパルス波
- マルチトーン信号
- ランダムノイズ
- ECG信号(心拍信号)
- 台形波
- Sinc-pulse
- インパルス波
- AWGN波
- AM変調波
- FM変調波
- Chirp波
すごくいっぱいあってびっくりしました。Ramp波やexp波くらいまででしたらよくFGに搭載されているイメージだったのですが、予想よりだいぶ多かったです。
このFGを使う際には、使用したい信号を選択して下記のパラメータの設定を行う必要があります。
- FREQ:信号の周波数
- AMPL:信号の振幅幅
- OFFS:信号のオフセット
- DUTY:信号のDUTY(こちらはパルス信号等で使用)
- PHAS:信号の位相
上記パラメータを調整する事で信号の波形が変化していきます。
よく使用するパラメータとしては、おそらくFREQやAMPLかと思います。正弦波等を使用する際はこちら二つのパラメータを変化させ、回路の応答を確認する事が多いと思います。
パラメータの調整も下記のようにトリマーがありますので、こちらで数値を設定出来るようです。
正弦波で設定出来る限界を調べてみますと、FREQは最大60MHz,最小1uHz(使った事はありませんが,1000000秒に1周期の動き)が出来そうです。
信号をオシロスコープで確認してみると、60MHzでは波形が歪んでおり、あまり信号として使えなさそうです。
波形がAM変調かかっているように見えました。ケーブルの影響もあるかもしれませんが、安いスペクトルアナライザーを購入したらどのような状態か調べてみたいところです。
オシロスコープに関しては70MHzまで検出可能なタイプのものです。
測定数としてはch1,ch2分まで測定出来そうです。
ちょっとしたSG機能も持っており、下記の信号が生成出来そうです。
- 正弦波
- 方形波
- 三角波
- 台形波
オシロでもいろんな事が出来そうなので、少しずつどのような機能があるか試していきたいです。
コメント