SANKYO(6417)の銘柄分析

※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。購入は自己責任でお願い致します。

SANKYO(6417)の銘柄分析を行います。

目次

基本情報

銘柄情報

銘柄名SANKYO
証券コード6417
株価 (2025/1/26)2103円
時価総額5468億円
PER10.74倍
PBR1.74倍
配当金80円
配当利回り3.80%
業界機械

この会社は、パチンコ・パチスロ機械を製作している。業界大手の会社です。ここ最近は機能(メダル等のクレジットや、集計等)のデジタル化を推進したスマートパチプロ機の製作等を進めているようです。(引用:HP 東証プライム企業) 業種は機械になります。

競合他社としてはセガサミーホールディングス,平和,ユニバーサルエンターテインメン等が挙げられます。これら3つと上の表を比較したものを下記に示します。

銘柄名SANKYOセガサミーホールディングス平和ユニバーサルエンターテインメン
証券コード6417646064126425
株価 (2025/1/26)2103円2848円2277円1093円
時価総額5468億円6869億円2273億円877億円
PER10.74倍13.21倍11.22倍0倍
PBR1.74倍1.64倍0.91倍0.21倍
配当金80円50円80円30円
配当利回り3.80%1.76%3.51%2.74%
業界機械機械機械機械

表を確認してみると利回りが3.80%と高めになっております。競合他社の中では利回りが1番目高い会社です。他に競合の中で高い利回りの会社としても平和(3.51%)、ユニバーサルエンターテインメン(2.74%)が挙げられます。競合他社も含め4.00%はいかないですが、そこそこの配当利回りをもっております。

次にチャートを確認してみます。

日経平均,日足チャート

日経平均株価 日足株価チャート(引用:株探 2025/01/26現在)
SANKYO(6417) 日足株価チャート(引用:株探 2025/01/26現在

日足の株価チャートを確認してみると、ヨコヨコの動きをしていますが、ここ最近40000円代を超えてきました。この株の日足の株価の日経平均に対してのβ値が0.71(0.9より下)なので日経平均に連動しにくい株になります。

日経平均株価はヨコヨコで推移しています。perが15.92倍になり、16倍付近になっております。全体を通してだと高めになっているので継続してウォッチします。

日経平均とこの株の日足同士を比較をしてみると、日経平均がヨコヨコに対してこちらもほぼヨコヨコの動き、ただ若干右肩下がりになっております。トレンド的には何かしらの要因がないと方向性が出ないように思えます。

週足,月足チャート(長期的視点)

SANKYO(6417) 週足株価チャート(引用:株探 2025/01/26現在
SANKYO(6417) 月足株価チャート(引用:株探 2025/01/26現在

次に週足や月足の株価チャートを確認してみます。週足をみてみると、いまちょうど26週線にあたっている所で、ここからどちらにいくかという感じになっております。継続して様子を見ていきます。

月足を見てみると、こちら全体的に右肩上がりにはなっておりますバンドウォークの動きになっているので、どこまでこれが続くかが気になります。ただ直近は6ヶ月線付近ですので、ここで反発するかどうか継続して確認します。

業績推移

この株の業績を確認してみます。

下記にEPS及び売上高、利益の年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)

EPS,売上高,利益推移

EPSのグラフを見ると、23年から大きな右肩上がりになっております。25年も予想ですが、24年よりは小さいですが、大きな値にはなっております。売上高や利益関連も同じような傾向を示しております。24年がピークのような形になっているので、そこが気になるところです。

2021年からおそらくグローバルスタンダートを取り入れる為に経常利益の表記を無くして営業利益一本にしたようです。

直近25年(予想)のEPSが191円なので、平均的なPer=15を掛けると、2869円になり、現在株価(2103円)より大きな値で割安になっております。本当に割安なのか、業界PERを入れて解析を進めれればとは思います。

次に配当金の推移を確認してみます。

配当金,配当性向推移

配当金に関してですが、23年から24年に向かって急激な増配傾向になっております。急激な増配なので、今後増えるかはちょっと懐疑的です。現在配当利回りも3.80%かなり高く高配当株の部類に入りそうです。継続してウォッチして行きます。

次に配当性向の結果を確認してみます。

配当性向は24年のデータはまだありませんが、かなり高い時期が多かったりするので、こちらは気を付けて確認していきたい所になります。現在のEPSと予想配当金から配当性向を計算してみると、24年度に関して大体41%程度にはなっております。これ以上増加するかどうか気を付けながらウォッチ出来ればと思います。

次に自己資本比率推移を確認してみます。

自己資本比率

自己資本比率に関しては長い目をみて80%~90%前後で推移しており、非常に優秀です。この値を2010年からキープしておりますので、継続してウォッチします。

最後に営業CF推移、投資CF、財務CF推移を確認してみます。

営業CF,投資CF,財務CF推移

営業CFに関しては全てプラスになっております。また最近は上昇傾向のようです。投資CFに関してはプラスになっておりますので、積極的な投資活動はされていないように見えます。また財務CFに関してはマイナス状態が多く、ここ最近の営業CFとの兼ね合いから経営はある程度は安定しているように見えます。こちらも同じく継続して確認していければと思います。

まとめ

SANKYO(6417)の銘柄分析を行ってみました。利回りは高めではあります。(3.80%)、現在株価としては日足的には若干右肩下がりになっており,ここ最近はヨコヨコ状態のように見て取れます。

またそれぞれの指標を確認してみたところ下記のような形になりました。(個人的主観が入っております。参考として頂けたらと思います。)

  • 配当利回り:〇3.80% 高めではある。同業他社の中では1番。
  • EPS推移:〇ここ直近が急に伸びている、24年がピークになるかが気になる。
  • 売上高推移:〇ここ直近が急に伸びている、24年がピークになるかが気になる。
  • 利益推移:〇ここ直近が急に伸びている、24年がピークになるかが気になる。
  • 配当推移:〇増加しているが、急激。
  • 配当性向推移:△直近は40%くらいまでであるが、全年度を通した場合、かなり高い
  • 自己資本推移:◎理想値である60%を大幅に超える80~90%で推移
  • 営業CF:〇全てプラス。ここ最近増加傾向
  • 投資_財務CF:△投資CFはプラスが多くて投資はあまり活動的ではない。財務CFはマイナス、営業CFはプラスなので経営は安定的と思えます。

様子を見てる限りトレンドがどうなるかがまだ定まっていなさそうなので、しばらくは様子見かと思っております。

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