三菱重工業(7011)の銘柄分析

※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。購入は自己責任でお願い致します。

いろいろと見たい部分が出てきましたので再度三菱重工業(7011)の銘柄分析を行います。前回記事はこちらです。

目次

基本情報

銘柄名三菱重工業
証券コード7011
株価 (2024/12/18)2257円
時価総額7.6兆円
PER32.99倍
PBR3.35倍
配当金22円
配当利回り0.97%
業界機械

この会社は130年の歴史を持つ三菱グループの重工業グループである。 三菱UFJ銀行、三菱商事と共に三菱グループの御三家と呼ばれております。

非常に多くの事業を行っており、例をいうとエナジー,航空,宇宙等幅広い分野でビジネスを行っております。(引用:HP 東証プライム企業) 業界として機械になります。

競合他社としてはIHI,三井E&S,小松製作所等が挙げられます。これら3つと上の表を比較したものを下記に示します。

銘柄名三菱重工業IHI三井E&S小松製作所
証券コード7011701370036301
株価 (2024/12/18)2257円8200円1676円4173円
時価総額7.6兆円1.3兆円1728億円4.0兆円
PER32.99倍14.6倍4.76倍10倍
PBR3.35倍3.05倍1.06倍1.31倍
配当金22円120円18円167円
配当利回り0.97%1.46%1.07%4.00%
業界機械機械機械機械

表を確認してみると利回りが0.97%とかなり低めになっております。競合他社の中では利回りが3番目に高い会社になりますが、全体的に低いです。利回りの会社として小松製作所(4.00%)が挙げられます。この株だけ高配当株になります。

次にチャートを確認してみます。

日経平均株価 日足株価チャート(引用:株探 2024/12/18現在)
三菱重工業(7011) 日足株価チャート(引用:株探 2024/12/18現在)

日足の株価チャートを確認してみると、最近上げ基調になっております日経平均のβ値が1.37(0.9よりかなり上)なのでかなり日経平均に連動する株になります。

日経平均株価は現在ヨコヨコで推移していてperが15.51倍になり、16倍よりはまだ小さいです。最近は16倍と15倍を行ったり来たりしているので様子をしばらく見たい所です。急に下がらないか継続して確認していきます。最近若干上値が重い状況なので様子は見ていきたいです。

日足同士を比較をしてみると、波形的には似たような形になっております。信用倍率が7倍くらいなので、そこまで信用倍率は高くないように見えます。ここ最近の動向見る限り比較的伸びやすい株のように見えます。継続してウォッチしていきます。

三菱重工業(7011) 週足株価チャート(引用:株探 2024/12/18現在)
三菱重工業(7011) 月足株価チャート(引用:株探 2024/12/18現在)

次に週足や月足の株価チャートを確認してみます。週足を見る限りかなり綺麗に右肩上がりで上昇しております。 バンドウォークのような動きをしているので、継続するか見ていきたいです。月足を見ても出来高も上がってきておりますし、かなり強い動きをしているように見えます。 しばらくこのトレンドで行くか様子を見ていきたいです。

業績推移

まずはEPS及び売上高、利益の年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)

グラフを見ると、EPSは波はありますが、全体的には年々増加しているように見えます。 売上高は大きく右肩上がりの動きになっております。 営業利益や経常利益に関しては21年→24年で右肩にあがってきております。今後共上昇していくのか継続して確認していきたい所です。

直近25年(予想)のEPSが68円なので、平均的なPer=15を掛けると、1026円になり、現在株価(2257円)より小さな値になっております。現在過剰気味に上がっているような気もしますので、こちらも時間をみて業界PERを入れて解析を進めれればとは思います。

次に配当金の推移を確認してみます。

配当金に関しては21年→25年にかけて右肩上がりになってきております。ただ現在配当利回りも0.97%となっており、利回りとしては低いです。利回りは低いですが、増配傾向を続けていけるかが気になる点になります。グラフを見る限りは長い目で増配していきそうな雰囲気はあります。配当性向を確認してみます。

下記に配当性向の結果を記載します。

こちらに関しては、最近はかなり低めになってきております。22年より前では60%近くまで大きくなっているので、25年以降このような動きがないかが気になるところになります。継続してウォッチしていきたいです。

次に自己資本比率推移を確認してみます。

自己資本比率に関して値としては低いですが、徐々に増加し、近年30%は超えてきております。 長期目線で今後増加していくかは継続してウォッチしていきます。超大企業ですが、油断せず確認は続けていきたいです。

最後に営業CF推移、投資CF、財務CF推移を確認してみます。

営業CFに関しては2021年以外マイナスはありませんが、ここ10年以内と考えると21年に出してしまっているのが気になります。この状況を継続出来るか気になる点になります。また投資CF、財務CFに関してもマイナスにはなっておりますので投資活動はされているように見えます。こちらも継続して確認していきたい所です。

まとめ

三菱重工業(7011)の銘柄分析を行ってみました。利回りは高くありませんが、(0.97%)、現在株価としては上げ調子になっております。理由は今後もう少し調べていきたい所です。

またそれぞれの指標を確認してみたところ下記のような形になりました。(個人的主観が入っております。参考として頂けたらと思います。)

  • 配当利回り:×0.97% 高配当株ではない。今後の増配が気になる。
  • EPS推移:〇 増加している
  • 売上高推移:〇増加してきている。
  • 利益推移:〇 うねりながら全体的に増加傾向
  • 配当推移:うねりはありながら全体的に増加傾向
  • 配当性向推移:最近30%以下
  • 自己資本推移:× 30%前後 ただ最近は増加傾向 この傾向を維持出来るか
  • 営業CF:2021年マイナス それ以外の年は基本プラス様子見
  • 投資_財務CF:〇投資CFほぼマイナス 投資活動が盛んと思われる。

こちらの株は、株価推移が最近右肩上がりで調子が良さそうです。高配当株とはいえなさそうですが、様子を見ていければと思っております。

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