ファーストブラザーズ(3454)の銘柄分析

※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。購入は自己責任でお願い致します。

ファーストブラザーズ(3454)の銘柄分析を行ってみます。

目次

基本情報

証券コード3454
株価 (2024/11/28)1073円
時価総額155億円
PER20.91倍
PBR0.62倍
配当金67円
配当利回り6.24%
業界不動産業

この会社は不動産事業を主力に投資サービスを提供する企業になります。(引用:HP) (東証スタンダード企業)

競合他社としてはウェルス・マネジメント、いちご、クリアル等が挙げられます。これら3つと上の表を比較したものを下記に示します。

銘柄名ファーストブラザーズウェルス・マネジメントいちごクリアル
証券コード3454377223372998
株価 (2024/11/28)1073円1037円364円3650円
時価総額155億円199億円1622億円217億円
PER20.91倍9.94倍10.93倍25.57倍
PBR0.62倍1.11倍1.49倍4.81倍
配当金67円19円10円0円
配当利回り6.24%1.83%2.75%0.00%
業界不動産業不動産業サービス業不動産業

表を確認してみると利回りが6.24%と非常に高い利回りになっております。競合他社の中では利回りが1番目に高い会社になります。3.85%より大きな値なので魅力的に感じる数値ですが、6%代は非常に大きいです。ちょっと高すぎる気がするので中身をもう少し見てみます。

ここでチャートを確認してみます。

日経平均株価 日足株価チャート(引用:株探 2024/11/28現在)
ファーストブラザーズ(3454) 日足株価チャート(引用:株探 2024/11/28現在)

日足の株価チャートを確認してみると、最近まで右肩下がりの傾向を示していましたが、また下がり基調に戻りました。日経平均のβ値が0.75(0.9より小さめ)なのであまり日経平均に連動しない株と思われます。

日経平均株価は現在ヨコヨコで推移していてperが15.52倍になり、16倍より下になってきております。一応11~16倍の中に入っておりますので、今後下がっていくか様子見しております。日足比較をしてみると、日経平均の動きとは違い、少しずつ右肩上がりになっております。

ファーストブラザーズ(3454) 週足株価チャート(引用:株探 2024/11/28現在)
ファーストブラザーズ(3454) 月足株価チャート(引用:株探 2024/11/28現在)

次に週足や月足の株価チャートを確認してみます。こちら大きくは右肩上がりで上昇はしていますが、9月で一端急激に下がりました。おそらく決算時期と思いますのでそれの結果に連動したものと思います。今現在は月足を見ると24ヶ月線上に来た所で、ここから上がるのかが重要な視点と思えます。しばらく様子を見ていこうと思います。

業績推移

まずはEPS及び売上高、利益の年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)

グラフを見ると、EPSは大きくみて右肩上がりにはなっておりますが、売上高や営業、経常利益類は下げ始めております。全体的には右肩上がりで上昇しているようにみえます。今後共下がっていくのか継続して確認していきます。

直近25年(予想)のEPSが227円なので、平均的なPer=15を掛けると、3409円になり、現在株価(1073円)よりはかなり大きな値になっております。こちらも時間をみて解析を進めれればとは思います。

次に配当金の推移を確認してみます。

配当金に関しては長い目で見てみると右肩上がりの増配を行っております。23年まではじわじわと上がっていく傾向でしたが、24年になって急激に上昇しました。これの結果かわかりませんが、現在配当利回りも6.24%と非常に大きくなっており、この利回りが続くのかまたは継続して増配出来るかが気になる点になります。配当性向を確認してみます。

下記に配当性向の結果を記載します。

こちらに関しては、22年だけ極端に大きくなっておりますが、現在15%前後をキープしております、ただ上の配当金で記載した通り、急激に配当金の金額が上昇したのでどのくらい上がったかは知りたい所です。まだ24年のデータが出ていないようなので確認出来たらと思います。2025年以降もどのように動くか気になる点になります。

次に自己資本比率推移を確認してみます。

自己資本比率に関しては2010年に一度60%近くまで達っしましたが、ここ最近は20%~30%と低い値で推移しております。22年から23年に向けて少し上がりましたが、これ以降も上げられるかが気になる点になります。継続して確認していきます。

最後に営業CF推移を確認してみます。

営業CFに関してマイナスが非常に多いので資金繰りに苦労している印象があります。、今後プラスを継続して生み出す事が出来るのか気になるところです。こちらも継続して動向を確認していくつもりです。

まとめ

以上の事より、ファーストブラザーズ(3454)の株の分析を行ってみました。非常に高い利回り(6.24%)をもっておりますが、配当性向が非常に上がっていそうなこと、自己資本比率が低いこと、営業CFでマイナスが多いことが非常に気になる点になります。営業CFや自己資本比率が今後改善するかが気になる点になると思います。今後とも継続して確認していきたい銘柄になります。

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