※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。購入は自己責任でお願い致します。
三晃金属(1972)の銘柄分析を行ってみます。
基本情報
証券コード | 1972 |
株価 (2024/11/24) | 4320円 |
時価総額 | 171億円 |
PER | 6.77倍 |
PBR | 0.65倍 |
配当金 | 190円 |
配当利回り | 4.40% |
業界 | 建設業 |
この会社は快適な居住性、優れた耐久性を目指している屋根づくりのトップメーカーです。(引用:HP) (日経プライム企業)
競合他社としては植木組、東急建設、ライト工業等が挙げられます。これら3つと上の表を比較したものを下記に示します。
銘柄名 | 三晃金属 | 植木組 | 東急建設 | ライト工業 |
証券コード | 1972 | 1867 | 1720 | 1926 |
株価 (2024/11/24) | 4320円 | 1561円 | 696円 | 2166円 |
時価総額 | 171億円 | 107億円 | 743億円 | 1048億円 |
PER | 6.77倍 | 6.83倍 | 16.73倍 | 10.44倍 |
PBR | 0.65倍 | 0.37倍 | 0.76倍 | 1.16倍 |
配当金 | 190円 | 70円 | 38円 | 75円 |
配当利回り | 4.40% | 4.48% | 5.46% | 3.46% |
業界 | 建設業 | 建設業 | 建設業 | 建設業 |
表を確認してみると利回りが4.40%と高い利回りになっております。競合他社の中では利回りが3番目に高い会社になります。他だと東急建設が5.46%、植木組が4.48%とかなり高めにはなっております。3.85%より大きな値なので魅力的に感じる数値と思います。
ここでチャートを確認してみます。
日足の株価チャートを確認してみると、最近まで右肩下がりの傾向を示していたらしいですが、直近75日線を抜けて上に上がっているようです。日経平均のβ値が0.6(0.9より小さい)なので日経平均に連動して動きにくい個別株と思われます。 日経平均株価は現在ヨコヨコで推移していてperが15.60倍になり、16倍より下になってきております。最近日経平均は下げ傾向のような気がします。一応11~16倍の中に入っておりますので、今後下がっていくか様子見しておきます。
次に週足や月足の株価チャートを確認してみます。こちら右肩上がりで上昇はしていますが、3月を境に下げトレンドになってきております。今現在は月足を見ると24ヶ月線上を超えて下がるかどうかのタイミングであり、ちょうど抜けた所になっております。このまま上昇局面が出てくるか様子を見ていく必要があると考えております。継続してウォッチしようと思っております。
業績推移
まずはEPS及び売上高、利益の年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)
グラフを見ると、EPSや利益類は波がありますが、全体的には右肩上がりで上昇しているようにみえます。売上高も線形に上昇しているのではなくじわじわと上がり気味になってきております。営業利益も経常利益も右肩上がりで増加しているように見えます。継続して確認していければと思います。 直近25年(予想)のEPSが638円なので、平均的なPer=15を掛けると、9570円になり、現在株価(4320円)よりは2倍程度大きな値になっております。こちらも時間をみて解析を進めれればとは思います。
次に配当金の推移を確認してみます。
配当金に関しても同じように波がありますが、長い目で見てみると右肩上がりの増配を行っているように見えます。。このまま増配路線で進められるかが気になるところです。現在配当利回りも4.40%とかなり高めになっており、この利回りが続けられるのかが気になる点になっております。
次に配当性向について調べてみてみようと思います。
こちらに関しては、ここ最近は30%あたりをキープしているように見えております、同じ傾向を継続して進めているようですので、こちらを2025年以降も進められるかが確認していきたい所になります。配当性向が低めで大きな利回りを出してもらっておりますので、増加するかどうかが気になる所になっております。
次に自己資本比率推移を確認してみます。
自己資本比率に関してはここ理想値である最近60%を超えた値を示してきております。全体的に高めになっており、ここ最近右肩上がりで上昇してきております。基本的にこの値をキープしていけるかが今後気になるところになります。この傾向を維持出来るよう祈っております。継続して増減を気にしながら確認出来れば思っております。
最後に営業CF推移を確認してみます。
営業CFに関しては11年,12年だけマイナスにはなっておりますが、それ以降は基本プラスで終われております。以降どのような動きをするかが気になるところです。こちらも継続して動向を確認していくつもりです。
まとめ
以上の事より、三晃金属(1972)の株の分析を行ってみました。かなり高い利回り(4.40%)をもっており、低い配当性向、高い自己資本比率、営業CFが基本プラスで行われている等優秀な株のように見えます。今後共安定して会社を継続出来るのかは継続して確認していければと思っております。配当利回りを注視して継続していきたいです。
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