※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。
いすゞ自動車(7202)の銘柄分析を行ってみます。
基本情報
証券コード | 7202 |
株価 (2024/11/10) | 1965円 |
時価総額 | 1.5兆円 |
PER | 8.75倍 |
PBR | 1倍 |
配当金 | 92円 |
配当利回り | 4.68% |
業界 | 輸送用機器 |
この会社は商用車メーカーとして、トラック・バスの製造・販売を行っている車販売の大手企業です。(引用:HP) (日経プライム企業)
競合他社としては日野自動車, スズキ、本田技研等が挙げられます。これら3つと上の表を比較したものを下記に示します。
銘柄名 | いすゞ自動車 | 日野自動車 | スズキ | 本田技研 |
証券コード | 7202 | 7205 | 7269 | 7267 |
株価 (2024/11/10) | 1965円 | 379円 | 1574円 | 1382円 |
時価総額 | 1.5兆円 | 2178億円 | 3.1兆円 | 7.3兆円 |
PER | 8.75倍 | 0倍 | 9.33倍 | 6.07倍 |
PBR | 1倍 | 1.19倍 | 1.21倍 | 0.52倍 |
配当金 | 92円 | 0円 | 36円 | 68円 |
配当利回り | 4.68% | 0.00% | 2.29% | 4.92% |
業界 | 輸送用機器 | 輸送用機器 | 輸送用機器 | 輸送用機器 |
表を確認してみると利回りが4.68%と非常に高い利回りになっております。競合他社の中では利回りが2番高い会社になり、1番高い本田技研がかなり利回りになっております。ただ利回りに関してはそこまでの差は無さそうです。高めの配当金を得られるので指標の中身をしっかり見る必要がありそうです。
ここでチャートを確認してみます。
日足の株価チャートを確認してみると、現在右肩下がりの傾向を示しているようです。日経平均のβ値が0.79(0.9より小さい)なので日経平均にそこまで連動した個別株ではないと思われます。 現在米国大統領選挙の影響で日経平均のperが16.22倍になり、16倍を超えてきております。ちょっと現在日経平均加熱気味になっておりますので様子見しておきたい所です。
次に週足や月足の株価チャートを確認してみます。こちら右肩上がりで上昇はしています。特に月足だと綺麗に上がっているように見えます。週足チャートだと右肩下がりの形になってきており、気になります。上昇局面が出てきたら様子を見て購入できればと考えております。継続してウォッチして様子見していこうと思います。
業績推移
まずはEPS及び売上高、利益の年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)
グラフを見ると、EPSや利益類は少し21年で少しへこみがありましたが、基本的には右肩上がりで上昇しているようにみえます。売上高も右肩上がりに上昇しています。コロナ下でもある程度の利益が取れておりますので、安定した経営をしているように見えます。 直近25年(予想)のEPSが213.71円なので、平均的なPer=15を掛けると、3205.65円になり、現在株価(1965円)よりは大分大きな値になっております。こちらも様子を見ながら解析を進めれればとは思います。
次に配当金の推移を確認してみます。
配当金に関しては2021で少し落ち込みましたが、それ以降かなり大きくなってきております。基本的には右肩上がりの増配続けておりますのでこのまま増配路線で進められるかが気になるところです。現在配当利回りも4.68%とかなり高めになっており、この傾向が続けられるのかが気になる点になっております。
次に配当性向について調べてみてみようと思います。
こちらに関しては、20年より前は30%以下になってきておりますが、最近は50%~40%くらいで推移しているように見えます。非常に大きくはないのですが、少し高めになっているところが気になります。継続して見ていく必要はありますが、配当性向がそこまで高くない状態でで大きな利回りを出してもらっておりますので、25年以降の増加が非常に気になる所です。
次に自己資本比率推移を確認してみます。
自己資本比率に関しては基本的に40%前後で推移しておりますが、徐々に上がってきております。理想値である60%を目指すような形を取ってもらいたいです、配当性向がそこまで高くない状態で徐々に上がっていけるかどうかを今後確認していきたい所です。。継続して確認して増減を気にしながらウォッチしていきたいと思っております。
最後に営業CF推移を確認してみます。
営業CFに関してはマイナス2009年だけなので非常に優秀と思われます。ここ最近も安定しておりますので、継続していけるかが気になるところです。こちらも継続して動向を確認していくつもりです。
まとめ
以上の事より、いすゞ自動車(7202)の銘柄分析の株の分析を行ってみました。かなり高い利回りをもっており財務等も自己資本比率推移以外はかなり優秀な気がしました。今後共安定して会社を継続出来るのかは継続して確認していければと思っております。売り上げやEPSの伸びが大きいので様子を見ていきたいと思っております。
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