※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。
酒井重工業(6358)の銘柄分析を行ってみます。
27日の選挙戦はなかなか良かったですね。与党の過半数割れが出たのと国民民主が多くの議席を獲得したので103万の壁を取っ払う法案通してくれると期待しております。日経平均も上がってきましたね。
酒井重工業(6358)の基本情報
証券コード | 6358 |
株価 (2024/10/27) | 2284円 |
時価総額 | 202億円 |
PER | 9.19倍 |
PBR | 0.66倍 |
配当金 | 107.5円 |
配当利回り | 4.71% |
業界 | 機械 |
酒井重工業(6358)は建設機械の製造販売及び産業機械の製造販売、仕入販売を中心にした大手企業です。(引用:HP) (日経プライム企業)
競合他社としては日立建機, タダノ, オカダアイヨン等が挙げられます。これら3つと上の表を比較したものを下記に示します。
銘柄名 | 酒井重工業 | 日立建機 | タダノ | オカダアイヨン |
証券コード | 6358 | 6305 | 6395 | 6294 |
株価 (2024/10/27) | 2284円 | 3346円 | 937円 | 1984円 |
時価総額 | 202億円 | 7198億円 | 1213億円 | 166億円 |
PER | 9.19倍 | 7.11倍 | 12.54倍 | 8.05倍 |
PBR | 0.66倍 | 0.93倍 | 0.62倍 | 0.99倍 |
配当金 | 107.5円 | 175円 | 23円 | 74円 |
配当利回り | 4.71% | 5.23% | 2.46% | 3.73% |
業界 | 機械 | 機械 | 機械 | 機械 |
酒井重工業(6358)は利回りが4.71%とかなり高い利回りになっております。競合他社の中ではオカダアイヨンと同じ時価総額くらいで、日立建機がかなり大きな他社として目立っております。利回りに関しては日立建機に次に高いくらいになっております。
ここでチャートを確認してみます。
日足の株価チャートを確認してみると、現在綺麗な右肩下がりの傾向を示しているようです。日経平均のβ値が0.78(0.9より小さい)ので日経平均の影響は小さいほうとは思います。業績を元に購入は考えたほうが良さそうです。 現在日経平均のperが15.56倍程度になり、16倍に近くなっております。日経平均との連動は小さいかと思いますが、影響が0というわけではないのでしばらく様子見しておきます。
次に週足や月足の株価チャートを確認してみます。こちら右肩上がりで上昇はしていますが、1月を境に下げトレンドになってきております。今現在は月足を見ると24ヶ月線上あたりにのっておりますので、ここで上昇局面になったら買っていければとは思っております。継続してウォッチしていければと思います。
業績推移
まずはEPSの年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)
グラフを見ると、2011年以降基本全てプラスになっており、全体を通して右肩上がりの形を取っているように見受けられます。上下はありますが、全体的には右肩上がりになっているので今後の伸びを期待したくなります。動向は注意深く見ていく必要がありそうです。直近25年(予想)のEPSが429.01円なので、平均的なPer=15を掛けると、6435.15円になり、現在株価(2284円)よりは大分大きな値になっております。こちらも時間をみて解析を進めれればとは思います。
次に配当金の推移を確認してみます。
配当金に関しては2022年くらいからかなり大きくなってきております。22年以降基本的には右肩上がりの増配続けておりますのでこのまま増配路線で進められるかが気になるところです。現在配当利回りも4.71%とかなり高めになっており、この傾向が続けられるのかが気になる点になっております。
次に配当性向について調べてみてみようと思います。
こちらに関しては、極端に高い所があったり、直近は50%近くまでまで上がっては来ております。少し配当性向が高い気がしますので動向は継続してみていきたいと思います。直近3年は一定になっておりますので、これを維持できるかが検討要因になりそうです。
次に自己資本比率推移を確認してみます。
自己資本比率に関してはじわじわと右肩上がりで上昇しており、直近は理想値である60%を超える形になっております。徐々に増加傾向になっており、安定的になっております。今後継続して60%を超えた状態で維持できるか継続して確認出来たらと思います。
最後に営業CF推移を確認してみます。
営業CFに関してはちょこちょことフローマイナスになっている所が気になります。ただここ5年くらいは安定して黒字で推移しているところが評価出来るところと思います。こちらも継続して動向を確認していくつもりです。
まとめ
以上の事より、酒井重工業(6358)の株の分析を行ってみました。現状かなり高い高配当株でありますが、高めの配当性向、営業CFの安定性が少し気になる所になります。良いところとしては高配当利回りである所、自己資本比率がじわじわと上昇傾向になっていることが挙げられます。比較的安定的だと思いますので今度どのように変化していくかは継続して確認する必要がありそうです。
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