INPEX(1605)の銘柄分析

※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。

INPEX(1605)の銘柄分析を行ってみます。

目次

INPEX(1605)の基本情報

証券コード1605
株価2,083.5円(※2024/10/4時点)
時価総額2兆6,234億円
PER7.1
PBR0.52
配当利回り4.13%
業界鉱業

INPEX(1605)は石油、天然ガスを基幹事業と置いたエネルギー関連の企業です。(引用:HP)

業務内容としては、主に石油、天然ガスをメインとして扱っており、その他水素,アンモニア、再エネ、森林関係等多岐に渡った事業を行う大手企業である。(日経プライム企業)

競合他社としてはENEOS、石油資源、出光興産等があげられます。これら3つと上の表をを比較したものを下記に示します。

銘柄名INPEXENEOS石油資源開発出光興産
証券コード1605502016625019
株価2,083.5円
(※2024/10/4時点)
828.7円
(※2024/10/4時点)
1,182円
(※2024/10/4時点)
1,092.0
(※2024/10/4時点)
時価総額2兆6,234億円2兆5,133億円3,038億円1兆5,208億円
PER7.111.16.911.6
PBR0.520.700.600.76
配当利回り4.13%2.65%4.23%2.93%
業界鉱業石油・石炭製品鉱業石油・石炭製品

INPEXは利回りが高く、同じく石油資源開発も4%を超えた利回りになっております。

ここでチャートを確認してみます。

INPEX(1605) 日足株価チャート(引用:株探 2024/10/4現在)

日足の株価チャートを確認してみると、最近は8/5下げ前はヨコヨコですが、それ以降は長い目をみて下げトレンドになっております。最近日経平均に引っ張られてだと思いますが、25日線を超えてきました。75日線を越えられるかが気になるところです。 現在日経平均のperが15.61倍程度になり、16倍に近くなっております。今週はしばらく日経平均株価の変動が激しそうなので様子見しておきます。

INPEX(1605) 週足株価チャート(引用:株探 2024/10/4現在)

次に週足の株価チャートを確認してみます。こちらも22/1頃から右肩上がりに上がってきております。最近もたれ下がってきておりますが、米国雇用統計の結果(※2024/10/05時点)より非農業部門雇用者数が予想をはるかに上回って14.8万人から25.4万人になっており、それにより景気が良いと判断されて利下げペースが遅くなり円安が誘導されてきました。それにより日経平均が上がり、それに連動して増加しているように見えます。しばらくは様子を見ていきたいと思うのですが、新内閣の発言次第で変わってきてしまうので油断は出来なさそうです。

業績推移

まずはEPSの年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)

グラフを見ると、2022年だけマイナスのEPSでしたが、その後だんだんと上がってきているように見えます。石油関連の需要が伸びてきたのか分析を進められたらと考えてはおります。今後の動向を注意深く見ていく必要がありそうです。

直近24年のEPSが288.51円なので、平均的なPer=15を掛けると、4327.65円になり、現在株価(2,083.5円)よりは大きな値になっております。それなので買いたくなりますが、石油関連は為替やWTI等に左右されますので、こちらも時間をみて解析を進めれればとは思います。

次に配当金の推移を確認してみます。

配当金に関しても2010年から始まり、徐々に徐々に右肩に上がってきている事が見受けられます。2021年から2024年にかけては綺麗に右肩上がりになっております。ただ2013-2015年の間で配当が出なかった年もあり、こちらが少し気になるところでもあります。配当利回りも4.13%と高めになっており、高配当な銘柄と思います。直近は配当金を大きく上げていますので、今後どのようにしていくかリサーチを継続していく必要がありそうです。IRを細かく見て会社の挙動を観察していければと考えております。2013-2015のリサーチを進めていければとは思います。

次に配当性向について調べてみてみようと思います。

こちらに関してなのですが、データ上では負えませんでした。ただ直近はかなりのペースで上げてきておりますので、推移は気になるところです。別のデータを探しながらどうなっているか確認していきたいと思います。

次に自己資本比率推移を確認してみます。

自己資本比率に関しては基本的にかなり良い60%以上を基本維持しており、直近21年で少し下がりましたが、その後元に戻してきております。石油関連の大手企業という事もあり、倒産の危険も少なく非常に優良な企業と思います。ただ間隔的に石油関連の株の変動幅は為替は指数に連動して大きいと感じておりますので、購入は注意しながら行っていきたいと思っております。(戦争等の世界情勢にも影響を受けそうです。)今後も注視してみていきたい銘柄の一つではあります。

最後に営業CF推移を確認してみます。

営業CFに関しては2008年以降は全て黒字で終わっております。また直近の金額が上がってきており、キャッシュフローはかなり良いと思われます。これが突然赤に転落しないかどうかは継続して確認していくつもりです。

まとめ

以上の事より、INPEX(1605)の株の分析を行ってみました。現状高配当株であり、比較的安定的な株のように見えます。配当金、利回りは高めなので、様子を見ながら購入も検討出来たらと考えております。配当性向のデータ等が現状見れなかったので、探して確認出来たらと考えております。

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