三菱重工業(7011)の銘柄分析

※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。

最近株分割を行った三菱重工業の銘柄分析を行ってみます。※リライトはこちらです。

目次

三菱重工業(7011)の基本情報

証券コード7011
株価1358円(※2024/4/24時点)
時価総額4兆5814億円
PER23.65
PBR2.38
M係数56.3
ROE9.9
配当利回り1.18%

三菱重工業は130年の歴史を持つ三菱グループの重工業グループである。 三菱UFJ銀行、三菱商事と共に三菱グループの御三家と呼ばれております。(引用:wiki)

非常に多くの事業を行っており、例をいうとエナジー,航空,宇宙等幅広い分野でビジネスを行っております。

三菱重工業(7011) 日足株価チャート(引用:株探 2024/4/25現在)

日足の株価チャートを確認してみると、直近24年1月頃から右肩上がりに伸びております。こちらは新NISAの需要等で日経平均株価がどんどん上がり始めた時期と一致しており、それに連動して株価が上昇していったと思われます。今は3月の配当月を超えた為か少し横横の動きをしています。

三菱重工業(7011) 週足株価チャート(引用:株探 2024/4/29現在)

次に週足の株価チャートを確認してみても、22年1月くらいから継続して右肩上がりのチャートを形成していると思われます。

政府の意向で防衛費の増額を後押ししておりますし、防衛関係といえば三菱重工業なので今後とも成長には期待出来そうです。

三菱重工業の現在株価は1346円、時価総額は4兆5,392億円で、PER 23.8倍、ROE 9.91%、自己資本比率30.8%、配当利回りは1.19%となっています。最近まで値嵩株になっており、株式分割して1300円台まで株価が下がり購入しやすくなりました。自己資本比率や利回りは高くないので高配当株にはなりませんが、昔からある日本の大企業の大型株なので購入してみたい所です。

三菱重工業の事業内容

三菱重工業という会社は、日本最大の技術開発メーカーであり、陸、海、空、宇宙と多岐にわたります。(引用:wiki) 業種としては機械になります。

大型機械等の製造を行っており、内容に関しては特にHPでの確認してみてください。

三菱重工業の事業内容

やはり防衛費増額との事で、今後とも業績が気になる企業になります。

業績推移

まずはEPSの年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)

EPS推移

グラフを見ると、2010年から全体的には右肩上がりで推移しているように見えます。ただ2018年はマイナスになっております。最近の基調だと2022年~2024年にかけては徐々にEPSが上がっていき、2024年は大幅な増加が予想されているそうです。

直近24年のEPSが56.54円なので、平均的なPer=15を掛けると、848.1円になり、現在株価(1358円)より小さな値になっております。こちらもう少し業種毎のperを見比べてみたり、三菱重工毎のper推移を見てみる必要がありそうです。

※2024/5/10更新

下記のサイトより2024年度4月の業界平均perを調べてみると,三菱重工業は機械業界なので単純perで21.0になります。

規模別・業種別PER・PBR

この値に直近の24年3月のEPS 66.07を掛けると、1387円との値が出てきます。

こちらの値は5/10現在の株価1242円と比べてみると少し高くなりました。ちょうど株価下落も始まっているのでこちらが落ち着いたら買い時かもしれません。

perの変動幅もIR-bankさんのデータによると、10.52~92.86になっており,かなりperの変動幅が大きいです。ただし2010年近辺のperの値はかなり高めなので、一度考えないほうがよさそうです。そうなった場合直近で2021年に28.54倍になっており、上記のEPSと掛け合わせると1885円(あくまで予想値)となりさらに上昇致しました。今年の為替等がどうなるかはまだまだ読めませんが、株価としたらまだ上がるような気もします。今後とも状況を見ながら買ってはいきたいと考えております。

次に配当金の推移を確認してみます。

配当金推移

配当金に関しても全体を見て年々上昇している事は確認出来ます。ただ2021年業績悪化の為か、一度配当金が下がっております。その後はまた右肩上がりで上昇しているようです。配当利回り的には1%前後なので高配当株というのは難しいかと思われます。

次に一応配当性向を調べてみます。

配当性向推移

配当性向に関してですが2018年度のデータまでしかありませんでした。少し30%を超えるような場合が多く、少し配当性向が高めになるかと思われます

次に自己資本比率推移を確認してみます。

自己資本比率推移

自己資本比率に関しても60%には達してはおりません。また大体30%前後くらいで推移しており、少な目ではある。ただこちらの株は日本有数の大企業の株である為もし倒れるようであれば政府側等からの救済は入るのではないかと思われる。したがったおいそれと倒産はないかと思われる。(憶測ではあるが)

最後に営業CF推移を確認してみます。

営業CF推移

営業CFに関しては2021年に赤を一つ出しております。その為配当狙いで長期保有はあまりお勧め出来ないように思えます。

まとめ

以上の事より、三菱重工業の株の分析を行ってみました。現状高配当株としては難しいと思われますので基本的にはキャピタルゲイン狙いになるのではないかと思われます。

キャピタルゲイン狙いになる場合、per15を考えると株価的には低めで出ている為、もう少しper推移等を確認し、最適なperを設定した場合の予想株価を検討してみたいと思います。

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