※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。購入は自己責任でお願い致します。
KDDI(9433)の銘柄分析を行います。
基本情報
銘柄名 | KDDI |
証券コード | 9433 |
株価 (2025/1/2) | 5042円 |
時価総額 | 11.1兆円 |
PER | 14.64倍 |
PBR | 1.98倍 |
配当金 | 145円 |
配当利回り | 2.88% |
業界 | 情報・通信業 |
この会社はauでお馴染みの日本電信電話(NTT)と肩を並べる情報・通信分野の最大手の会社になります。(引用:HP 東証プライム企業) 業種は情報・通信業になります。
競合他社としては日本電信電話,楽天グループ,ソフトバンク等が挙げられます。これら3つと上の表を比較したものを下記に示します。
銘柄名 | KDDI | 日本電信電話 | 楽天グループ | ソフトバンク |
証券コード | 9433 | 9432 | 4755 | 9434 |
株価 (2025/1/2) | 5042円 | 158円 | 859円 | 199円 |
時価総額 | 11.1兆円 | 14.3兆円 | 1.8兆円 | 9.5兆円 |
PER | 14.64倍 | 11.96倍 | 0倍 | 17.91倍 |
PBR | 1.98倍 | 1.32倍 | 2.14倍 | 3.92倍 |
配当金 | 145円 | 5.2円 | 0円 | 8.6円 |
配当利回り | 2.88% | 3.29% | 0.00% | 4.32% |
業界 | 情報・通信業 | 情報・通信業 | サービス業 | 情報・通信業 |
表を確認してみると利回りが2.88%とそこそこ高めになっております。競合他社の中では利回りが3番目に高い会社です。他に競合の中で高い利回りの会社としてソフトバンク(4.32%)、日本電信電話(3.29%)が挙げられます。日本電信電話等株価分割で非常に買いやすい優良株として扱われております。
次にチャートを確認してみます。
日足の株価チャートを確認してみると、全体的に綺麗に上がり基調になっております。日経平均のβ値が0.27(0.9より下)なので日経平均に連動しにくい株になります。
日経平均株価は現在ヨコヨコで推移していてperが16.14倍になり、16倍より大きくなりました。大分上がってきておりますので、急に下がらないか継続して確認していきます。今年は大発会は1/6になりますので、来年初っ端大きく下がるか気になるところです。継続してウォッチします。
日経平均との日足同士を比較をしてみると、日経平均がヨコヨコに対してグラフはずっと上がり調子の状態になっております。RSI等をよく注視し、トレンド変換がどのタイミングで来るか様子は見ていきたいです。
次に週足や月足の株価チャートを確認してみます。週足をみると長い目をみて全体的に上がっているように見えます。さらに24年6月から大きく右肩上がりで進んでおり、特にまだ天井サインは出ていなさそうです。まだまだ強そうな局面が継続しそうな感じがします。継続して様子を見ていきたいです。
月足を見てみると、こちらも20年から大きく右肩上がりの上昇相場を形成しております。 月足でも最高値を更新しているようにみえますので、こちらも継続して様子を見たいです。
業績推移
まずはEPS及び売上高、利益の年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)
グラフを見ると、24年は少し下がりましたが、全体を見るとEPS、売上、利益ともに綺麗に右肩上がりで上昇しております。25年以降の予想も高めになっており、どうなるか気になります。
直近25年(予想)のEPSが342円なので、平均的なPer=15を掛けると、197円になり、現在株価(5042円)より少し大きな値で割安になっております。本当に割安なのか、業界PERを入れて解析を進めれればとは思います。
次に配当金の推移を確認してみます。
配当金に関しても全体にみて年々増配傾向になっております。現在配当利回りも2.88%とそこまで大きくはありませんが、高配当株の部類には入りそうです。最近は株価がずっと上昇しているのが、利回りが小さくなっている要因に見えます。グラフを見る限り、今の所現状は上昇を続けていけそうな気はします。 継続してウォッチして行ければと思います。
次に配当性向の結果を確認してみます。
こちらに関しては、全体を通して右肩あがりで上昇しております。最近も50%まではいってませんが、45%程度はありそうです。最近上昇傾向なので、必要以上に大きくならないかウォッチしていきたいです。
次に自己資本比率推移を確認してみます。
自己資本比率に関しては2019年までは60%近くありましたが、最近は40%以下まで下がってきております。さらに全体を通して下がり基調になっており、長期目線でさらに今後下がらないか気になります。巨大企業なので倒産する可能性は低いかと思いますが、自己資本が低いことは気になる所です。
最後に営業CF推移、投資CF、財務CF推移を確認してみます。
営業CFに関してはマイナス部分がなく全てプラスになっております。さらに増加傾向です。また投資CFに関してもマイナスが多く投資活動が活発のように見えます。財務CFに関してはプラス状態が多く、営業CFとの兼ね合いからキャッシュが不足は特に行っていないように見えます。こちらも同じく継続して確認していきます。
まとめ
KDDI(9433)の銘柄分析を行ってみました。利回りは高くありませんが、(2.88%)、現在株価としては日足的には上げ調子になっております。
またそれぞれの指標を確認してみたところ下記のような形になりました。(個人的主観が入っております。参考として頂けたらと思います。)
- 配当利回り:△2.88% 高めではあるが、最近は株価上昇が大きく利回りが小さくなりがり
- EPS推移:◎全体的には増加している。
- 売上高推移:◎全体的には増加している。
- 利益推移:◎全体的には増加している。
- 配当推移:◎全体的に増加傾向
- 配当性向推移:△50%以下だが、最近上がり基調
- 自己資本推移:△40%以下、下がり基調
- 営業CF:〇全てプラス。
- 投資_財務CF:〇投資CFマイナスが多い。また財務CFと営業CFの関係からもキャッシュは十分な模様
人気株で株主優待もある株なので、今後の上昇に期待したいところです。株価の状態も強い状態です。長期的には配当性向と自己資本比率の悪化が気になるところです。
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