※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。購入は自己責任でお願い致します。
E・Jホールディングス(2153)の銘柄分析を行ってみます。
基本情報
銘柄名 | E・Jホールディングス |
証券コード | 2153 |
株価 (2024/12/14) | 1684円 |
時価総額 | 271億円 |
PER | 7.88倍 |
PBR | 0.81倍 |
配当金 | 65円 |
配当利回り | 3.86% |
業界 | サービス業 |
この会社は建設コンサルタントの大手企業です。環境負荷軽減、安心安全な社会づくりに貢献等サスティナブルな活動が活発化しているようです。(引用:HP) (東証プライム企業) 業界としてサービス業になります。
競合他社としてはオリエンタルコンサルタンツHD、いであ、日水コン等が挙げられます。これら3つと上の表を比較したものを下記に示します。
銘柄名 | E・Jホールディングス | オリエンタルコンサルタンツHD | いであ | 日水コン |
証券コード | 2153 | 2498 | 9768 | 261A |
株価 (2024/12/14) | 1684円 | 4405円 | 2461円 | 1437円 |
時価総額 | 271億円 | 271億円 | 185億円 | 171億円 |
PER | 7.88倍 | 9.06倍 | 8.36倍 | 12.44倍 |
PBR | 0.81倍 | 1.08倍 | 0.62倍 | 1.24倍 |
配当金 | 65円 | 200円 | 90円 | 58円 |
配当利回り | 3.86% | 4.54% | 3.66% | 4.04% |
業界 | サービス業 | サービス業 | サービス業 | サービス業 |
表を確認してみると利回りが3.86%と高めの利回りになっております。競合他社の中では利回りが3番目に高い会社になります。他の高い利回りの会社としてオリエンタルコンサルタンツHD(4.54%)、日水コン(3.75%)が挙げられます。
3.85%より大きな利回りもあるようです。中身をもう少し見てみます。
ここでチャートを確認してみます。
日足の株価チャートを確認してみると、最近少し下げ基調になっております。日経平均のβ値が0.66(0.9よりかなり下)なので日経平均に全然連動しない株のようです。
日経平均株価は現在ヨコヨコで推移していてperが15.87倍になり、16倍よりはまだ小さいです。最近は16倍と15倍を行ったり来たりしているので様子をしばらく見たい所です。急に下がらないか継続して確認していきます。最近若干上げ気味なので様子は見ていきたいです。
日足同士を比較をしてみると、日経平均の動きとはやはりそこまで連動はしていませんが、ヨコヨコの動き自体は似たような形になっております。25日線の所で頭を押さえられているのでそこを突破しない限りだらだら下げそうです。継続してウォッチしていきます。
次に週足や月足の株価チャートを確認してみます。週足を見る限り最近は下がり調子に見えます。 月足を見ても24月線まで下がってきております。 ここで反発するかで、下げトレンドになるか、上げトレンドを継続出来るかがカギになりそうです。
微妙な時期なので様子をみていきたいです。
業績推移
まずはEPS及び売上高、利益の年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)
グラフを見ると、EPSは2018年以降は年々増加しているように見えます。全体的に右肩あがりの動きのようにはみえます。売上高も大きく右肩上がりの動きになっております。 営業利益や経常利益に関してはも同じく全体的に上げ調子になっております。今後共上昇していくのか継続して確認していきたい所です。
直近25年(予想)のEPSが214円なので、平均的なPer=15を掛けると、3205円になり、現在株価(1684円)より大きな値になっております。こちらも時間をみて業界PERを入れて解析を進めれればとは思います。
次に配当金の推移を確認してみます。
配当金に関しては長期で見てかなり綺麗に上がりぎみには見えます。上がり方も線形よりは指数関数のように大きく増加しているように見えます。現在配当利回りも3.86%となっており、この利回りを上げるような増配が出てくるかが気になる点になります。グラフを見る限りは増配していきそうな雰囲気はあります。配当性向を確認してみます。
下記に配当性向の結果を記載します。
こちらに関しては、かなり低めで、じわじわ上がってきてはいますが、現状30%以下とかなり低めになっております。 この傾向が維持するかどうかウォッチしていきたいです。
次に自己資本比率推移を確認してみます。
自己資本比率に関して値としてはかな高めで60%を超えてきております さらに最近より大きくなっており、直近は80%近くになっております。長期で60%以上を維持しており、倒産の心配はまずないように見えます。この傾向を継続していけるかが気になる点になると思われます。継続してウォッチしていきます。
最後に営業CF推移、投資CF、財務CF推移を確認してみます。
営業CFに関してはマイナスが2018年にありますが、それ以降6年はプラスになっており、量も増えてきております。直近も増加傾向ですので、この状況を継続出来るか気になる点になります。また継続して投資、財務CFは投資CFがマイナスになってきており 投資活動が活発に行われているのが見て取れます。こちらも継続して確認していきたい所です。
まとめ
E・Jホールディングス(2153)の銘柄分析の株の分析を行ってみました。そこそこ高い利回り(3.86%)をもっており、それぞれの指標を確認してみたところ下記のような形になりました。(個人的主観が入っております。参考として頂けたらと思います。)
- 配当利回り:〇 3.86% 高めの配当利回り。今後の増配が気になる。
- EPS推移:〇 増加している。
- 売上高推移:〇増加しているが、最近頭打ち感がある。今後の中期計画をよく確認してみたい。
- 利益推移:〇 全体的に増加傾向
- 配当推移:◎ 綺麗に増加傾向、指数的に増加か?
- 配当性向推移:〇 30%以下だが、最近少し上がり調子これ以降どうなるか気になる。
- 自己資本推移:◎ 基本60%以上 最近上げ調子で80%近くまで増加
- 営業CF:△ ここ10年で2018年でマイナスは出ている。それ以降は全てプラスにはなっている。様子見
- 投資_財務CF:〇投資CFほぼマイナス 投資活動が盛んと思われる。
全体的に営業CF以外は優秀な株かと思われます。今後とも継続して確認していきます。
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