※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。
東京鐵鋼(5445)の銘柄分析を行ってみます。
東京鐵鋼(5445)の基本情報
証券コード | 5445 |
株価 | 5,260円(※2024/9/25時点) |
時価総額 | 493億円 |
PER | 6.7 |
PBR | 0.86 |
配当利回り | 4.47% |
東京鐵鋼(5445)はネジテツコン・継手等の高付加価値製品を製作している鉄鋼企業です。(引用:HP)
業務内容としては、主に社名の通り鉄をメインとして扱っており、その他環境リサイクル事業等も行っている鐵鋼大手企業である。(日経プライム企業)
競合他社としては日本製鉄や共英製鋼,中山鋼等があげられます。
ここでチャートを確認してみます。
日足の株価チャートを確認してみると、最近は8/5下げをおいておけばヨコヨコになっているように見えます。75日線を越えてきており、この後どのように動くかは未知になっていると思います。総裁選次第で為替等も動くと思いますし、様子見でしょうか 現在日経平均のperが15.34倍程度ですので、それに連動してもう少しだけ日経平均株価に連動して上がりそうな気はしますが、これも総裁選次第かと思います。円安方向になったら株価が上がりやすくなると思いますので高市さんがなってくれれば上がるのではないかと個人的には思います。
次に週足の株価チャートを確認してみます。こちらも23/1頃にどんと上がって,そこからはじわじわと右肩上がりに上昇しているようには見えます。ただ直近はヨコヨコなのでここらへんが天井付近なのかと気を付けてはいます。アメリカの利下げで円高になっていったら、下がる可能性もあると思います。失業率の増加が止まらず大きな利下げ連発で急激な円高が来たらすごく下げそうな気がするので怖いです。
業績推移
まずはEPSの年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)
グラフを見ると、直近2022年はマイナスのEPSではあったのですが、その後は回復基調になってきているように見えます。業界の動向を探りながら今後の動向を注意深く見ていく必要がありそうです。
直近24年のEPSが787.01円なので、平均的なPer=15を掛けると、11805.15円になり、現在株価(5,260円)よりはかなり大きな値になっております。それなので買いたくなりますが、業界全体でのperの推移等はまだわかりかねますので油断は出来ないところです。こちらも時間をみて解析を進めれればとは思います。
次に配当金の推移を確認してみます。
配当金に関しても2010年から始まり、全体を通してみると2022年までは上げ下げしておりますが、23年以降大きく増加している事がわかります。配当利回りも4.47%と高めになっており、非常に良い高配当な銘柄と思います。直近3年は2022年から大きく上げてきているので、これを今後継続的に見ていく必要がありそうです。IRを細かく見て会社の挙動を観察していければと考えております。
次に配当性向について調べてみてみようと思います。
配当性向に関してですが全体を通して高くなく、一部急激に大きな年がありますが、直近は20%以下になっております。直近の事だけを見てみると、高い配当金に対して配当性向が高くないので、優良な企業と思います。少しグラフが右肩上がりの形になってきているので、引き続きIR等の傾向はチェックしていきたいと思います。
次に自己資本比率推移を確認してみます。
自己資本比率に関しては理想的である60%以上あるので、非常に優良な企業と思います。また直近も60-70%を維持しており、よっぽどな事がなければ倒産しないとは思われます。業績にはよると思いますが、今後円高傾向になった時に急に減ったりしないか確認していきたいです。
最後に営業CF推移を確認してみます。
営業CFに関して2022年に赤を出していますが、それ以外は+で終えられております。直近2022年を特殊な場合と見立てるかどうかがは分析してみないことにはわからなさそうです。2024年は大きな金額のフローが出来ております。基本的に赤になるのは望ましくないので継続してウォッチしていきます。
まとめ
以上の事より、東京鐵鋼(5445)の株の分析を行ってみました。現状高配当株ではあるのですが、EPSで赤字が出ている事、営業CFで赤字が出ている事、が気になる点として見えました。ただ配当金、利回りは高めなので、様子を見ながら購入も検討出来たらと考えております。継続してウォッチしていこうと思っております。
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