※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。購入は自己責任でお願い致します。
日立建機(6305)の銘柄分析を行ってみます。
基本情報
証券コード | 6305 |
株価 (2024/11/17) | 3341円 |
時価総額 | 7187億円 |
PER | 8.88倍 |
PBR | 0.92倍 |
配当金 | 175円 |
配当利回り | 5.24% |
業界 | 機械 |
この会社は主に油圧ショベル、ホイールローダ、鉱山機械の分野で事業をグローバルに展開する建設機械メーカーです。(引用:HP) (日経プライム企業)
競合他社としては小松製作所、クボタ、住友重機械等が挙げられます。これら3つと上の表を比較したものを下記に示します。
銘柄名 | 日立建機 | 小松製作所 | クボタ | 住友重機械 |
証券コード | 6305 | 6301 | 6326 | 6302 |
株価 (2024/11/17) | 3341円 | 4098円 | 1962円 | 3237円 |
時価総額 | 7187億円 | 3.9兆円 | 2.3兆円 | 3978億円 |
PER | 8.88倍 | 10.05倍 | 10.2倍 | 10.23倍 |
PBR | 0.92倍 | 1.28倍 | 0.91倍 | 0.58倍 |
配当金 | 175円 | 167円 | 48円 | 125円 |
配当利回り | 5.24% | 4.08% | 2.45% | 3.86% |
業界 | 機械 | 機械 | 機械 | 機械 |
表を確認してみると利回りが5.24%と非常に高い利回りになっております。競合他社の中では利回りが一番高い会社になります。また小松製作所や住友重機械も4.08%、3.86%と高めにはなっております。高いので魅力的に見えますが、少し高めのように思えますのでよく中身を見る必要がありそうです。
ここでチャートを確認してみます。
日足の株価チャートを確認してみると、現在右肩下がりの傾向を示しているようです。上記グラフを見ても日経平均に比べて右肩下がりの動きになっております。こちら日経平均のβ値が0.78(0.9より小さい)なので日経平均に連動しにくい銘柄になっております。 現在日経平均のperが15.82倍になり、最近少し下げ気味になっております。継続して様子見しておきます。
次に週足や月足の株価チャートを確認してみます。こちら長期的には右肩上がりで上昇はしていますが、最近は失速しているように見えます。特に24ヶ月線を抜けてきておりますので、このまま下がってしまうのか少し様子見をしたい所です。上昇局面が出てくるタイミングが出てくれば購入出来ればと考えております。継続してウォッチしていければと思います。
業績推移
まずはEPS及び売上高、利益の年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)
グラフを見ると、EPSや利益類は2016,2017,2021年でへこみがありましたが、基本的には右肩上がりで上昇しているようにみえます。売上高もおおよそ線形に上昇しているのではなく上がり方も加速しているように見えます。 直近25年(予想)のEPSが376.11円なので、平均的なPer=15を掛けると、5641.65円になり、現在株価(3341円)より大きな値になっております。こちらも時間をみてもう少し解析を進めれればとは思います。今回データとして経常利益がなかったので営業利益のみ記載しております。
次に配当金の推移を確認してみます。
配当金に関しては2017、21年で下がってはいますが、全体的には右肩上がりで動いているように見えます。基本的には右肩上がりの増配続けておりますのでこのまま増配路線で進められるかが気になるところです。現在配当利回りも5.24%とかなり高めになっており、この傾向が続けられるのかが気になる点になっております。
次に配当性向について調べてみてみようと思います。
こちらに関しては2010年や8年前の2016年では急激に上がっておりますが、最近は30%あたりをキープしているように見えております。配当性向が低めで大きな利回りを出してもらっておりますので、25年以降の増加が非常に気になる所になっております。この状態を維持出来るか見ていければと思っております。
次に自己資本比率推移を確認してみます。
自己資本比率に関しては基本的に40%前後で推移しております。12年が加減ですが、最近は比較的安定しているように見えます。理想値である60%を目指すような形を取っているとは言えませんがこのまま大きく下げなければ安定しているように見えます。継続して増減を気にしながらウォッチを進められればと思っております。
最後に営業CF推移を確認してみます。
営業CFに関してはマイナスが直近2回くらいありそこが目立っております。24年以降どのような動きをするかが気になるところです。基本マイナスはよろしくないのでこちらも継続して動向を確認していくつもりです。
まとめ
以上の事より、日立建機(6305)の銘柄分析の株の分析を行ってみました。かなり高い利回りが大きいことや配当性向や高くないことは魅力的ですが、自己資本比率や営業CF等の財務関係が気になります。今後共安定して会社を継続出来るのかは継続して確認していければと思っております。ただ売り上げやEPSも伸びてきておりますので、中期計画等をより継続して確認していこうと思います。
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