※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。購入は自己責任でお願い致します。
日本電信電話(9432)の銘柄分析を行います。
基本情報
銘柄名 | 日本電信電話 |
証券コード | 9432 |
株価 (2024/12/31) | 158円 |
時価総額 | 14.3兆円 |
PER | 11.96倍 |
PBR | 1.32倍 |
配当金 | 5.2円 |
配当利回り | 3.29% |
業界 | 情報・通信業 |
この会社は1952年の日本電信電話公社として発足したNTTでお馴染みの通信大手の会社。(引用:HP 東証プライム企業) 業種は情報・通信業になります。
競合他社としてはKDDI,LINEヤフー,ソフトバンク等が挙げられます。これら3つと上の表を比較したものを下記に示します。
銘柄名 | 日本電信電話 | KDDI | LINEヤフー | ソフトバンク |
証券コード | 9432 | 9433 | 4689 | 9434 |
株価 (2024/12/31) | 158円 | 5042円 | 419円 | 199円 |
時価総額 | 14.3兆円 | 11.1兆円 | 3.0兆円 | 9.5兆円 |
PER | 11.96倍 | 14.64倍 | 19.87倍 | 17.91倍 |
PBR | 1.32倍 | 1.98倍 | 1.01倍 | 3.92倍 |
配当金 | 5.2円 | 145円 | 5.56円 | 8.6円 |
配当利回り | 3.29% | 2.88% | 1.33% | 4.32% |
業界 | 情報・通信業 | 情報・通信業 | 情報・通信業 | 情報・通信業 |
表を確認してみると利回りが3.29%と高めになっております。競合他社の中では利回りが2番目に高い会社です。他に競合の中で高い利回りの会社としてソフトバンク(4.32%)、KDDI(2.88%)が挙げられます。KDDIは最近は3%より小さくなっておりますが、もともと優良銘柄で有名な銘柄になります。
次にチャートを確認してみます。
日足の株価チャートを確認してみると、24年10月を目途に上がり基調になっております。日経平均のβ値が0.29(0.9より下)なので日経平均に連動しにくい株になります。
日経平均株価は現在ヨコヨコで推移していてperが16.14倍になり、16倍より大きくなりました。大分上がってきておりますので、急に下がらないか継続して確認していきます。先週40,000円代に戻ってきましたが、本日割ってしまいました。先物も落ち始めておりますので、来年初っ端大きく下がるか気になるところです。継続してウォッチします。
日経平均との日足同士を比較をしてみると、日経平均がヨコヨコに対してグラフは10月から上がり調子の状態になっております。
次に週足や月足の株価チャートを確認してみます。週足をみると24年1月からずっと下がっておりましたが、最近少しずつ26週線を超えて上がってきております。底値が堅そうなので、最近は継続して様子を見ております。
月足を見てみると、24ヶ月線を下に抜けてはいます。 ただ最近は上がり調子になってきておりますので、移動平均線を今後超えられるか継続して様子を見ます。
業績推移
まずはEPS及び売上高、利益の年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)
グラフを見ると、ここ直近は下がりましたが、全体を見るとEPS、売上、利益ともに右肩上がりで上昇しております。来年以降がどうなるか気になります。直近のEPSが結構下がってきているのが気になるところです。
直近25年(予想)のEPSが13円なので、平均的なPer=15を掛けると、197円になり、現在株価(158円)より大きな値で割安になっております。本当に割安なのか、業界PERを入れて解析を進めれればとは思います。
次に配当金の推移を確認してみます。
配当金に関しても全体にみて年々増配傾向になっております。現在配当利回りも3.29%とそこまで大きくはありませんが、高配当株の部類には入りそうです。グラフを見る限り、今の所現状は上昇を続けていけそうな気はします。ただ人気の株なので、金額がより上昇することで利回りは低下する可能性もあります。 継続してウォッチして行ければと思います。
次に配当性向の結果を確認してみます。
こちらに関しては、全体を通して30%付近で推移しており、そこまで高くありません。極端に大きいタイミング等もなく大きくなっても40%程度なので、必要以上に大きくならないかウォッチしていきたいです。
次に自己資本比率推移を確認してみます。
自己資本比率に関しては最近は30%程度まで下がってきております。さらに全体を通して下がり基調になっており、長期目線でさらに今後下がらないか気になります。巨大企業なので倒産する可能性は低いかと思いますが、自己資本が低いことは気になる所です。
最後に営業CF推移、投資CF、財務CF推移を確認してみます。
営業CFに関してはマイナス部分がなく全てプラスになっております。また投資CFに関してもマイナスが多く投資活動が活発のように見えます。財務CFに関してはプラス状態が多く、営業CFとの兼ね合いからキャッシュが不足は特に行っていないように見えます。こちらも継続して確認していきます。
まとめ
日本電信電話(9432)の銘柄分析を行ってみました。利回りは高くありませんが、(3.29%)、現在株価としては日足的には上げ調子になっております。
またそれぞれの指標を確認してみたところ下記のような形になりました。(個人的主観が入っております。参考として頂けたらと思います。)
- 配当利回り:△3.29% 高配当の株。今後の増配が気になる。
- EPS推移:〇全体的には増加しているが直近そこそこ下げている。
- 売上高推移:◎全体的には増加している。
- 利益推移:〇全体的には増加している。利益推移に波がある。
- 配当推移:◎全体的に増加傾向
- 配当性向推移:◎30%付近で推移しており、その状態を維持している。
- 自己資本推移:×最近30%くらいで推移、全体的に下がってきている。
- 営業CF:〇全てプラス。
- 投資_財務CF:〇投資CFマイナスが多い。また財務CFと営業CFの関係からもキャッシュは十分な模様
人気株で株主優待もある株なので、今後の上昇に期待したいところです。
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