※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。
日本治金工(5480)の銘柄分析を行ってみます。
日本治金工(5480)の基本情報
証券コード | 5480 |
株価 | 4,635円(※2024/9/21時点) |
時価総額 | 718億円 |
PER | 4.7 |
PBR | 0.73 |
配当利回り | 4.31% |
日本治金工(5480)は消火器製造から始まったステンレス鉱業の企業です。(引用:HP)
業務内容としては、ステンレス鉱業を展開している国内大手のステンレスメーカーである。(日経プライム企業)
競合他社としては日本製鉄やJFE,大平金等があげられます。
ここでチャートを確認してみます。
日足の株価チャートを確認してみると、最近は8/5下げをおいておけば良くてヨコヨコで若干下げトレンドになっているように見えます。その先日の大きな下げからは少し回復しておりますが、75日線を越えてくるかどうかが争点になりそうです。現在日経平均のperが15.3倍程度ですので、それに連動してもう少しだけ日経平均株価に連動して上がりそうな気はします。ただ先週の金曜日(9/20)はFOMCの0.5%の利下げを受けて材料出尽くしなのか円安方向に向かいました。円安に連動しやすいのでそれを受けて上がるかどうかとの事のような気がします。
次に週足の株価チャートを確認してみます。こちらも23/1頃にどんと上がって,そこからはじわじわと右肩上がりに上昇しているようには見えます。ただ極端に上がるような様子が見受けられないので気を付けてはいます。アメリカの利下げで円高になっていったら、下がる可能性もあると思います。失業率の増加が止まらず大きな利下げ連発で急激な円高が来たらすごく下げそうな気がするので怖いです。
業績推移
まずはEPSの年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)
グラフを見ると、2013年まではマイナスのEPSではあったのですが、その後は全体的に見て右肩上がりに推移しているようには見えます。直近10年くらいは安定して増加しているように見えるので、今後の動向を注意深く見ていく必要がありそうです。
直近24年のEPSが994.54円なので、平均的なPer=15を掛けると、14918.1円になり、現在株価(4,635円)よりはかなり大きな値になっております。それなので買いたくなりますが、業界全体でのperの推移等はまだわかりかねますので油断は出来ないところです。こちらも時間をみて解析を進めれればとは思います。
次に配当金の推移を確認してみます。
配当金に関しても2016年から始まり、全体を通して年々上昇(右肩上がりで上昇)している事は確認出来ます。配当利回りも4.31%と高めになっており、非常に良い高配当な銘柄と思います。直近3年は2022年から大きく上げてから同じ値をキープしているので、これを今後共継続的に見ていく必要がありそうです。IRを細かく見ていく必要がありそうです。
次に配当性向について調べてみてみようと思います。
配当性向に関してですが全体を通して高くなく、大体20%前後を維持しております。それでも高い配当金が入りますので非常に優良な企業と思います。引き続きIR等の傾向はチェックしていきたいと思います。
次に自己資本比率推移を確認してみます。
自己資本比率に関しては大体40%以下高くはありません。しかし直近は徐々に上がってきており、40%を超えてきました。(60%以上あるのが理想ですが)ひとまずグラフを見る限りは年々増加傾向ではありますので、60%を超えるかどうか今後共動向を見ていきたいです。景気に左右されるかと思いますが、今後円高傾向になった時に急に減ったりしないか確認していきたいです。
最後に営業CF推移を確認してみます。
営業CFに関してちょこちょこと赤を出していますが、量としては多くありません。直近2022年でマイナスになっている事が気になりますが、2024年は大きな金額のフローが出来ております。基本的に赤になるのは望ましくないので継続してウォッチしていきます。
まとめ
以上の事より、日本治金工(5480)の株の分析を行ってみました。現状高配当株ではあるのですが、若干自己資本比率が低かったり、営業CFで赤字が出ている事が気になる点として見えました。ただ配当金、利回りは高めなので、様子を見ながら購入も検討出来たらと考えております。継続してウォッチしていこうと思っております。
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