小松製作所(6301)の銘柄分析

※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。購入は自己責任でお願い致します。

小松製作所(6301)の銘柄分析を行ってみます。

目次

基本情報

証券コード6301
株価 (2024/11/26)4124円
時価総額3.9兆円
PER10.12倍
PBR1.29倍
配当金167円
配当利回り4.05%
業界機械

この会社は建築機械業界の日本シェア1位、世界2位の大手メーカーです。(引用:HP) (日経プライム企業)

競合他社としては日立建機、クボタ、三菱重工業等が挙げられます。これら3つと上の表を比較したものを下記に示します。

銘柄名小松製作所日立建機クボタ三菱重工業
証券コード6301630563267011
株価 (2024/11/26)4124円3373円1915円2255円
時価総額3.9兆円7256億円2.3兆円7.6兆円
PER10.12倍8.96倍9.95倍32.96倍
PBR1.29倍0.93倍0.89倍3.35倍
配当金167円175円50円22円
配当利回り4.05%5.19%2.61%0.98%
業界機械機械機械機械

表を確認してみると利回りが4.05%と高い利回りになっております。競合他社の中では利回りが2番目に高い会社になります。他だと日立建機が5.19%とかなり高めにはなっております。3.85%より大きな値なので魅力的に感じる数値です。

ここでチャートを確認してみます。

日経平均 日足株価チャート(引用:株探 2024/11/26現在)
小松製作所(6301) 日足株価チャート(引用:株探 2024/11/26現在)

日足の株価チャートを確認してみると、最近まで右肩下がりの傾向を示していましたが、また下がり基調に戻りました。日経平均のβ値が0.85(0.9とほぼ同じ)なのでほぼ日経平均に連動する株と思われます。 日経平均株価は現在ヨコヨコで推移していてperが15.59倍になり、16倍より下になってきております。一応11~16倍の中に入っておりますので、今後下がっていくか様子見しております。最近は日経平均下げ気味のような気がします。

小松製作所(6301) 週足株価チャート(引用:株探 2024/11/26現在)
小松製作所(6301) 月足株価チャート(引用:株探 2024/11/26現在)

次に週足や月足の株価チャートを確認してみます。こちら右肩上がりで上昇はしていますが、7月で一端急激に下がりました。同時期に日経平均株価も暴落しましたので、それに連動したものと思います。今現在は月足を見ると24ヶ月線上を超えて上がってきており、このまま上がるのか見ていきたいです。月足的には押し目買いのタイミングのようにも見えます。しばらく様子を見ていこうと思います。

業績推移

まずはEPS及び売上高、利益の年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)

グラフを見ると、EPSや利益類は波がありますが、全体的には右肩上がりで上昇しているようにみえます。売上高も順調に線形に上昇しているように見えます。営業利益も右肩上がりで増加しております(経常利益はデータがなかったので無記載です)。継続して確認していきます。

直近25年(予想)のEPSが407円なので、平均的なPer=15を掛けると、6112円になり、現在株価(4106円)よりはある程度大きな値になっております。こちらも時間をみて解析を進めれればとは思います。

次に配当金の推移を確認してみます。

配当金に関しては長い目で見てみると右肩上がりの増配を行っております。21年で一度落ち込みましたが、現在配当利回りも4.05%と高めになっており、この利回りが続けられるのかまたは継続して増配出来るかが気になる点になります。

次に配当性向について調べてみてみようと思います。

こちらに関しては、徐々に下がってきており40%前後をキープしております、ここ最近も同じく低い傾向を継続して進めているようですので、こちらを2025年以降も進められるかが確認していきたい所です。

次に自己資本比率推移を確認してみます。

自己資本比率に関しては2017年に一度60%に達っしましたが、ここ最近は50%前後で推移しております。一度下がりましたが、それ以降ゆるやかですが、右肩上がりで増加傾向にあります。継続して確認していきます。

最後に営業CF推移を確認してみます。

営業CFに関してマイナスがありません。波はありますが、基本プラスで終えております。今後もプラスを継続して行う事が出来るのか、以降どのような動きをするかが気になるところです。こちらも継続して動向を確認していくつもりです。

まとめ

以上の事より、小松製作所(6301)の株の分析を行ってみました。高い利回り(4.05%)をもっており、増配傾向の配当金、低い配当性向、高め自己資本比率が優秀な点と思えます。営業CFも継続してプラスになっている為、長期投資に向いていそうです。今後とも継続して確認していきたい銘柄になります。

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