※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。
品川リフラクトリーズの銘柄分析を行ってみます。
品川リフラクトリーズ(5351)の基本情報
証券コード | 5351 |
株価 | 1,862円(※2024/5/13時点) |
時価総額 | 878億円 |
PER | 8.57 |
PBR | 1.03 |
ROE | 11.99 |
配当利回り | 4.70% |
品川リフラクトリーズは1875年創業の鉄・ガラス・セメント等の素材産業への貢献が大きな会社になります。(引用:HP)
業務内容としては、耐火物の製造販売、工業窯炉の設計施工、ファインセラミックスの販売等を行う会社です。
耐火物・断熱材の世界トップメーカーであり、売り上げ規模も国内2位,海外5位になっております。
ここ直近だとアルミニウム業界大手の海外会社と組んで,国内アルミニウム業界への参入等計画しており、事業収益の増収が期待出来ます。
ここでチャートを確認してみます。
日足の株価チャートを確認してみると、やはり他の企業と同じように24年3月末頃までは配当金月もあった為基本的に右肩上がりに伸びており順調に成長していっているように見えますが,直近少し軟調気味に見えます。
次に週足の株価チャートを確認してみます。こちらも23/1からは右肩上がりに上昇しており、現在200日線の所でヨコヨコしているようです。ここを押し目と捉えるかどうかになりそうです。
品川リフラクトリーズの現在株価は1,914円、時価総額は902億円で、PER 8.72倍、ROE 11.99%、自己資本比率53.8%、配当利回りは4.70%となっています。自己資本比率や利回りは高く高配当株としては非常に魅力的に見えます。出来高も10万以上ありますし,大型株なのでタイミングを見て購入してみたい所です。(2024/5/19時点)
品川リフラクトリーズ(5351)の事業内容
上でも書きましたが、品川リフラクトリーズは1875年創業の鉄・ガラス・セメント等の素材産業への貢献が大きな会社になります。(引用:HP)業務内容としては、耐火物の製造販売、工業窯炉の設計施工、ファインセラミックスの販売等を行う会社です。
耐火物・断熱材の世界トップメーカーとして順調に利益を伸ばしておりますし、国内,海外の展開戦略を中期経営計画で組み込んでおります。海外売上比率が30%くらいになってきており、どんどん海外での販売を進めていくようです。業績が円安に大きく影響受けそうですね。
業績推移
まずはEPSの年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)
グラフを見ると、2021年下に下がりましたが、基本的に全年通して右肩上がりに推移しているのが見て取れます。2021年コロナ時もEPSは低くなりましたが、マイナスにはなっておらず、非常に優秀な企業である事がわかります。その後順調に利益を戻して行き24年は非常にEPSが伸びました。今後とも利益が上がっていくか興味深い所になります。
直近24年のEPSが328.44円なので、平均的なPer=15を掛けると、4,926.6円になり、現在株価(1,914円)の2倍より大きな値になっております。ただ23年から24年までの伸びがかなり大きいので25年の伸びが小さかった場合,期待以下との事で株価が下がるかもしれません。こちらもう少し業種毎のperを見比べて調べて適正な値か調べてみたい所です。時間を見て解析出来ればと思っております。
次に配当金の推移を確認してみます。
配当金に関しても基本的に全体を通して年々上昇(右肩上がりで上昇)している事は確認出来ます。大きな会社ですので、配当自社株買い等が発表されたら大きなキャピタルゲインが望めそうな気がします。配当利回り的にも4.7%と高配当なので高配当株のくくりでの扱いをしたいと思っております。
次に配当性向について調べてみてみようと思います。
配当性向に関してですが全体を通しては基本的には30%以下で推移しております。部分的には極端に大きく(50%近く)なりますが、年毎に徐々に抑え気味に下がってきております。(おそらく年々利益が出てきて配当性向が下がったのだと思われます。)こちらのグラフには記載しておりませんが、24年度としては68%になりそうで、かなり株主還元を強めているようです。還元を大きくしていく事にした理由等をもう少し調べてみたい所ですね。
次に自己資本比率推移を確認してみます。
自己資本比率に関しても60%には達してはおりません。多くても55%くらいで近年はまた徐々に下がってきていますが、40%以下にはなっておりません。大きな会社ですし,基本的には安定しておりますのでと倒産はないかと思われます。
最後に営業CF推移を確認してみます。
営業CFに関してこちらも赤を出しておりません。2018年のタイミングはコロナ化であった事が原因であると思われますが、すぐ回復して大分上に戻しているので問題なさそうに思えます。基本的に財政状況も良いので長期保有には向いていそうです。継続してウォッチしていきたい所です。
まとめ
以上の事より、品川リフラクトリーズ(5351)の株の分析を行ってみました。現状高配当株としては少し魅力的な株との事でウォッチしていこうと思います。(配当性向が高いのが少し気になります。増配は良いのですが,高すぎると経営に影響が出そうです。)キャピタルゲインに関してもEPSの伸びを確認しまだまだ伸びしろありそうなのでウォッチしながら購入を考えていければと思います。
もう少し業種の平均per等も調べて解析してみたいところです。いろいろ解析していくと見えてくるものがありそうです。
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