※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。購入は自己責任でお願い致します。
和田興産(8931)の銘柄分析を行ってみます。
基本情報
銘柄名 | 和田興産 |
証券コード | 8931 |
株価 (2024/12/5) | 1374円 |
時価総額 | 153億円 |
PER | 5.1倍 |
PBR | 0.48倍 |
配当金 | 65円 |
配当利回り | 4.73% |
業界 | 不動産業 |
この会社は分譲マンション事業をを展開している不動産業の企業になります。1991年3月から事業が開始され、累計20000戸以上供給しているようです。(引用:HP) (東証スタンダード企業) 業界として不動産業になります。
競合他社としてはファースト住健、THEグローバル社、AVANTIA等が挙げられます。これら3つと上の表を比較したものを下記に示します。
銘柄名 | 和田興産 | ファースト住建 | THEグローバル社 | AVANTIA |
証券コード | 8931 | 8917 | 3271 | 8904 |
株価 (2024/12/5) | 1374円 | 984円 | 618円 | 772円 |
時価総額 | 153億円 | 166億円 | 175億円 | 115億円 |
PER | 5.1倍 | 10.35倍 | 5倍 | 9.29倍 |
PBR | 0.48倍 | 0.35倍 | 2.19倍 | 0.39倍 |
配当金 | 65円 | 43円 | 38円 | 38円 |
配当利回り | 4.73% | 4.37% | 6.15% | 4.92% |
業界 | 不動産業 | 不動産業 | 不動産業 | 不動産業 |
表を確認してみると利回りが4.73%と非常に高い利回りになっております。競合他社の中では利回りが3番目に高い会社になります。高い利回りの会社としてTHEグローバル社(6.15%)、AVANTIA(4.92%)が挙げられます。一つは6%以上あるのでやたら高い印象があります。
3.85%より大きな値なので魅力的に感じる数値です。高すぎるような印象はありません。中身をもう少し見てみます。
ここでチャートを確認してみます。
日足の株価チャートを確認してみると、最近少し上げ基調になっております。じわじわ上がってきており、しばらくこの調子が続くのか気になるところです。日経平均のβ値が0.62(0.9より下)なので日経平均にあまり連動しない株のようです。
日経平均株価は現在ヨコヨコで推移していてperが16.05倍になり、16倍を超えてきました。11~16倍を抜けてきましたので、しばらくは高値圏かと思われます。継続して確認していきます。
日足比較をしてみると、日経平均の動きとは違い、右肩上がりになっております。このまま継続して増加するのか気になるところです。
次に週足や月足の株価チャートを確認してみます。週足を見る限り上がり調子のように見えますが、ここ最近は垂れ下がってきているように見えます。しばらくは様子をみていたほうが良いような気がします。
業績推移
まずはEPS及び売上高、利益の年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)
グラフを見ると、EPSは全体を通して大きく上がっております。売上高は最近低調気味です。利益に関してはEPSと同じく上げ調子になっております。今後共上昇していくのか継続して確認していきたい所です。
直近25年(予想)のEPSが269円なので、平均的なPer=15を掛けると、4039円になり、現在株価(1374円)より大きな値になっております。こちらも時間をみて解析を進めれればとは思います。
次に配当金の推移を確認してみます。
配当金に関しては2010年から長期で見て継続して増配を続けているようです。上げ幅が小さかった時期もありますが、現状順調に右肩上がりの動きをしています。現在配当利回りも4.73%と高めとなっており、この利回りが続くのかまたは継続して増配出来るかが気になる点になります。グラフを見る限りは続きそうな気がします。配当性向を確認してみます。
下記に配当性向の結果を記載します。
こちらに関しては、最近じわじわ上がってきておりますが、最大でも30%以下をキープしております。(2021年だけ極端に上がっております。) 高配当でこの傾向なので、この傾向が維持出来るかが気になる点になります、2025年以降もどのように動くか気になる点になります。少し上げ調子なところが気になりますが、まだまだ低い傾向なので様子を見ていきたいところです。
次に自己資本比率推移を確認してみます。
自己資本比率に関して30%と低めになります。現在もその付近を維持を継続しており、大きく増加するような様子はみえません。あまり低いのは良くないので今後はどうなるか気になります。継続してウォッチしていきます。
最後に営業CF推移を確認してみます。
営業CFに関してもマイナスが多めです。こちらもプラスを継続して頂きたい指標ですので、継続して確認していきたい所です。
まとめ
和田興産(8931)の株の分析を行ってみました。高い利回り(4.73%)をもっており、指標を確認してみたところ配当金の増加、配当性向に関しては優秀な値を保っているように見えました。ただ自己資本比率、営業CFは理想とは乖離した数値になっておりましたので少し様子を見ていきたい銘柄になります。EPSや利益等は増加傾向ですので、今後とも継続して確認していきたいと思います。
コメント