※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。購入は自己責任でお願い致します。
兵機海運(9362)の銘柄分析を行ってみます。
基本情報
銘柄名 | 兵機海運 |
証券コード | 9362 |
株価 (2024/12/8) | 3560円 |
時価総額 | 44億円 |
PER | 10.14倍 |
PBR | 0.92倍 |
配当金 | 107円 |
配当利回り | 3.01% |
業界 | 倉庫・運輸関連 |
この会社は内航海運、外航海運、倉庫、港湾運送・通関業、国際複合輸送等多岐の運送業に携わっている会社になります。(引用:HP) (東証スタンダード企業) 業界として倉庫・運輸関連になります。
競合他社としては伏木海陸運送、東海運、日本トランスシティ等が挙げられます。これら3つと上の表を比較したものを下記に示します。
銘柄名 | 兵機海運 | 伏木海陸運送 | 東海運 | 日本トランスシティ |
証券コード | 9362 | 9361 | 9380 | 9310 |
株価 (2024/12/8) | 3560円 | 1470円 | 332円 | 1013円 |
時価総額 | 44億円 | 38億円 | 96億円 | 680億円 |
PER | 10.14倍 | 7.04倍 | 16.93倍 | 11.57倍 |
PBR | 0.92倍 | 0.34倍 | 0.54倍 | 0.72倍 |
配当金 | 107円 | 50円 | 7円 | 34.5円 |
配当利回り | 3.01% | 3.40% | 2.11% | 3.41% |
業界 | 倉庫・運輸関連 | 倉庫・運輸関連 | 倉庫・運輸関連 | 倉庫・運輸関連 |
表を確認してみると利回りが3.01%とそこまで高くはありませんがそこそこの利回りになっております。競合他社の中では利回りが3番目に高い会社になります。他の高い利回りの会社として伏木海陸運送(3.40%)、日本トランスシティ(3.41%)が挙げられます。
3.85%よりは小さな値ですが、3%代とそこそこ利回りもあるようです。中身をもう少し見てみます。
ここでチャートを確認してみます。
日足の株価チャートを確認してみると、最近少し上げ基調になっておりましたが、直近急激に上昇したようです。この勢いでそのまま上昇トレンドになるのかは確認していきたい所です。日経平均のβ値が0.33(0.9よりかなり下)なので日経平均に全然連動しない株のようです。
日経平均株価は現在ヨコヨコで推移していてperが15.77倍になり、16倍より小さくなってきました。11~16倍になっており、最近は16倍と15倍を行ったり来たりしているので様子をしばらく見たい所です。急に下がらないか継続して確認していきます。
日足比較をしてみると、日経平均の動きとは違い、全体的には右肩上がりになっております。75日線の所で反発しておりますので、このまま継続して増加するのか気になるところです。
次に週足や月足の株価チャートを確認してみます。週足を見る限り上がり調子のように見えます。直近も9週線で反発しており、上昇トレンドを継続しているように見えます。高値圏になっている可能性があるのでしばらくは様子をみていたほうが良いような気がします。
業績推移
まずはEPS及び売上高、利益の年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)
グラフを見ると、2017年を境にEPSは全体を通して大きく上がっております。ただ全体的に右肩あがりの動きのようにはみえません。売上高は最近大きく伸びるような動きではなさそうです。利益に関しては全体的に見れば上げ調子になっております。今後共上昇していくのか継続して確認していきたい所です。
直近25年(予想)のEPSが351円なので、平均的なPer=15を掛けると、5264円になり、現在株価(3560円)より大きな値になっております。こちらも時間をみて業界PERを入れて解析を進めれればとは思います。
次に配当金の推移を確認してみます。
配当金に関しては2017年から長期で見て上がりぎみには見えます。しかし上げ下げがあるようです。現在配当利回りも3.01%となっており、この利回りを上げるような増配が出てくるかが気になる点になります。グラフを見る限りはなんとも言えなさそうです。配当性向を確認してみます。
下記に配当性向の結果を記載します。
こちらに関しては、最近じわじわ下がってきており、30%以下になったようです。 この傾向が維持出来るかが気になる点になります、2025年以降もどのように動くか気になる点になります。まだ25年以降の状況次第と思いますので様子を見ていきたいところです。
次に自己資本比率推移を確認してみます。
自己資本比率に関して値としてはかなり低いですが、直近はじわじわ増加しており、最近は30%以上になりました。この傾向を継続していけるかが着目点になると思われます。継続してウォッチしていきます。
最後に営業CF推移を確認してみます。
営業CFに関してはマイナスが2009年のみなので、かなり優秀と思われます。直近も増加傾向ですので、この状況を継続出来るか気になる点になります。継続して確認していきたい所です。
まとめ
兵機海運(9362)の株の分析を行ってみました。高い利回り(3.01%)をもっており、それぞれの指標を確認してみたところ下記のような形になりました。(個人的主観が入っております。参考として頂けたらと思います。)
- 配当利回り:△ 3.01% 低すぎるわけではないが、高いわけではない。
- EPS推移:△ 全体的に増加はしているが、直近24年→25年で下がってきている。
- 売上高推移:△ 上げ下げしてあまり増加しているようには見えない。
- 利益推移:〇 全体的に増加傾向
- 配当推移:△ 増加しているようにも見えるが、上げ下げがある。
- 配当性向推移:◎ 直近30%以下になってきた。 継続して低い値で高配当を継続することが出来るかが着目するところ
- 自己資本推移:△ 現在30%以下だが、最近は上げ調子 今後増加するかどうか
- 営業CF:〇 2009年でマイナスは出たが、それ以降は全てプラスで終わっている。ここ最近上げ調子
今後とも継続して確認していきます。
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