※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。
信越化学工業の銘柄分析を行ってみます。
信越化学工業(4063)の銘柄分析の銘柄分析の基本情報
証券コード | 4063 |
株価 | 6,422円(※2024/8/29時点) |
時価総額 | 12兆9,049億円 |
PER | 24.1 |
PBR | 2.88 |
配当利回り | 1.64% |
信越化学工業(4063)は化学肥料・石灰窒素を生産する 「信越窒素肥料株式会社」前身の会社で大正15年(1926年)9月に発足1915年9月創業されました。(引用:HP)
業務内容としては、5つの事業セグメントを展開し、各分野で高いシェアを持っている。(特に塩化ビニル樹脂、シリコンウェハー、合成石英等は世界首位のシェアを持っております。) 大変大きな企業になります。
競合他社としては化学関係企業である三菱ケミカルホールディングス、三井化学、住友化学、旭化成、東レ等があげられます。
2023上半期は売上・利益として過去最高を更新しました。
ここでチャートを確認してみます。
日足の株価チャートを確認してみると、最近はヨコヨコになっており、先日の大きな下げからは少し回復しているように見えます。今後の見方はどうかわかりませんが、現在日経平均のperが15.8倍程度ですので、もう少しだけ日経平均株価に連動して上がりそうな気はします。今先物が39000円代になっているので来週は上がってもらえるとうれしいです。
次に週足の株価チャートを確認してみます。こちらも23/1からは右肩上がりに上昇しておりますが、最近は下がりそうな形になっております。今後円高傾向になったら下がりそうな気もしますので警戒を怠らないようにしていきたいです。
信越化学工業(4063)の現在株価は6,422円、時価総額は12兆9,049億円で、PER 24.1倍、ROE 11.97%、自己資本比率82.7%、配当利回りは1.65%となっています。自己資本比率が非常に高い為、企業的にはかなり強い企業と思われます。利回りはあまり高くなく2%以下となっておりますので高配当株というよりはキャピタルゲインを狙う株かと思います。出来高も1億以上ありますしかなり売買が盛んなので安定的な株といえます。時価総額からみた株価としては高めになっていると思われますので様子をみていく必要があるかと思われます。。
業績推移
まずはEPSの年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)
グラフを見ると、基本的に全年通して右肩上がりに推移しているのが見て取れます。直近23年は最高値になっておりますが、24,25年(予想)とまたじわじわと上がり基調になっている事がわかります。基本的にマイナスの年がなく、非常に優秀な企業である事がわかります。成長軌道を伸ばしているとHPにも記載がありますので、今後キャピタルゲインにも期待したい所です。
直近24年のEPSが267.47円なので、平均的なPer=15を掛けると、4012.05円になり、現在株価(6,422円)よりは小さな値になっております。少し割高に見えますが、上に書いたように成長軌道にのっているのであれば、まだ株価は伸びそうな気もします。一応近年の同業種毎のperを見比べて調べて適正な値か調べて再度計算してみたい所です。時間を見て解析出来ればと思っております。
次に配当金の推移を確認してみます。
配当金に関しても基本的に全体を通して年々上昇(右肩上がりで上昇)している事は確認出来ます。大きな会社ですので、配当自社株買い等が発表されたら大きなキャピタルゲインが望めそうな気がします。配当利回り的にも1.65%と高配当の値ではないのであまり大きくはないのですが、配当性向を40%以下に抑えた上で配当を継続して増配しているので、今後とも楽しみになっております。
次に配当性向について調べてみてみようと思います。
配当性向に関してですが全体を通しては基本的には30%よりは大きくなっております。直近は40%くらいまで推移しております。極端に大きな配当性向を持っているわけではないので、もう少し様子を見たいのですが、配当性向が急激に大きくならないかは心配です。引き続き傾向はチェックしていきたいと思います。
次に自己資本比率推移を確認してみます。
自己資本比率に関しては80%以上と非常に大きな値になっております。大きな企業との事でもありますし、倒産の心配はほぼないと考えて良いと思います。安定企業ですので、継続して株は所有していきたい所です。
後に営業CF推移を確認してみます。
営業CFに関して得に赤は出しておりません。継続して増えているように見えますし、非常にキャッシュフローの流れが良さそうです。継続してウォッチしていきます。
まとめ
以上の事より、信越化学工業(4063)の株の分析を行ってみました。現状高配当株という事ではないですが、企業的に安定している事、成長戦略を立てている事、配当金も増配しているとの事で継続してウォッチしていこうと思います。EPSからの理論株価が少し低めに出ておりますので、直近のperの推定を行い、どのくらいの金額くらいになるか時間をみて解析していきたい所です。ただ全体的に期待から株価が高くなるとは思っております。(円高がやはりどのくらい効いてくるかが焦点にはなるとは思いますが、継続して確認していけたらと思います。)
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