※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。購入は自己責任でお願い致します。
住友精化(4008)の銘柄分析を行ってみます。
基本情報
証券コード | 4008 |
株価 (2024/12/2) | 4690円 |
時価総額 | 656億円 |
PER | 8.81倍 |
PBR | 0.65倍 |
配当金 | 200円 |
配当利回り | 4.26% |
業界 | 機械 |
この会社は1944年(昭和19年)に肥料を製造・販売する会社として創業され、吸水性樹脂事業ならびに機能マテリアル事業を展開している化学系の大手企業になります。。(引用:HP) (東証プライム企業)
競合他社としては日本触媒、三洋化成、三菱ケミカルグループ等が挙げられます。これら3つと上の表を比較したものを下記に示します。
銘柄名 | 住友精化 | 日本触媒 | 三洋化成 | 三菱ケミカルグループ |
証券コード | 4008 | 4114 | 4471 | 4188 |
株価 (2024/12/2) | 4690円 | 1824円 | 3950円 | 793円 |
時価総額 | 656億円 | 2845億円 | 930億円 | 1.2兆円 |
PER | 8.81倍 | 16.74倍 | 21.93倍 | 20.54倍 |
PBR | 0.65倍 | 0.72倍 | 0.64倍 | 0.64倍 |
配当金 | 200円 | 108円 | 170円 | 32円 |
配当利回り | 4.26% | 5.92% | 4.30% | 4.03% |
業界 | 機械 | 機械 | 機械 | 機械 |
表を確認してみると利回りが4.26%と非常に高い利回りになっております。競合他社の中では利回りが3番目に高い会社になります。高い利回りの会社として日本触媒(5.92%)、三洋化成(4.03%)が挙げられます。日本触媒の利回りがやたら高い印象があります。
3.85%より大きな値なので魅力的に感じる数値です。別ページに記載されているような他の銘柄のように高すぎるような印象はありません。中身をもう少し見てみます。
ここでチャートを確認してみます。
日足の株価チャートを確認してみると、10月以降下げ基調のように見えます。最近は75日線や25日線に頭を押さえれており下がり続けているようです。しばらくこの調子が続くのか気になるところです。日経平均のβ値が0.79(0.9より下)なので日経平均にあまり連動しない株のようです。
日経平均株価は現在ヨコヨコで推移していてperが15.62倍になり、先日より少し上がっておりますが、16倍より下になってきております。11~16倍の中に入っておりますので、今後下がっていくか様子見しております。
日足比較をしてみると、日経平均の動きとは違い、右肩下がりになっております。このまま継続して増加するのか気になるところです。
次に週足や月足の株価チャートを確認してみます。週足を見る限り上がり調子のように見えますが、ここ最近は垂れ下がってきているように見えます。月足を見てみると、全体的には上げ調子ですが、ただ週足と同じように少したれ気味です。しばらくは様子をみていたほうが良いような気がします。
業績推移
まずはEPS及び売上高、利益の年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)
グラフを見ると、EPSは全体を通して大きく上がっております。売上高も順調に増加傾向です。利益に関しては頭打ちになっているような感じがします。今後共上昇していくのか継続して確認していきたい所です。
直近25年(予想)のEPSが526円なので、平均的なPer=15を掛けると、7981円になり、現在株価(4690円)より大きな値になっております。こちらも時間をみて解析を進めれればとは思います。
次に配当金の推移を確認してみます。
配当金に関しては18年から長期で見て増配を続けているようです。現状特に下がっているようには見えません。現在配当利回りも4.26%と高めとなっており、この利回りが続くのかまたは継続して増配出来るかが気になる点になります。配当性向を確認してみます。
下記に配当性向の結果を記載します。
こちらに関しては、最近じわじわ上がってきておりますが、最大でも30%~40%前後をキープしております。(2019年だけEPSが下がった為か極端に上がっております。) 高配当でこの傾向なので、この傾向が維持出来るかが気になる点になります、2025年以降もどのように動くか気になる点になります。少し上げ調子なところが気になるところです。
次に自己資本比率推移を確認してみます。
自己資本比率に関しても最近じわじわ上がり、60%を超えて70%で推移しており、非常に優秀です。現在もその付近を維持しており、堅実な経営が出来ているように見受けられます。今後とも継続して維持出来るかが高配当株として気になるところになります。継続してウォッチしていきます。
最後に営業CF推移を確認してみます。
営業CFに関して全てプラスの傾向を示しております。また極端に大きすぎる所はないと思います。こちらを継続して確認していきたい所です。
まとめ
住友精化(4008)の株の分析を行ってみました。高い利回り(4.26%)をもっており、指標を確認してみたところ配当金の増加、配当性向、自己資本比率、営業CF等非常に優秀と思います。売上等も増加傾向ですので、今後とも継続して確認していきたいと思います。株価は最近たれ気味なので、タイミングを見て購入を考えていきたい所です。
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