三菱商事(8058)の銘柄分析

※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。購入は自己責任でお願い致します。

三菱商事(8058)の銘柄分析を行います。

目次

基本情報

銘柄名三菱商事
証券コード8058
株価 (2025/1/10)2479円
時価総額10.0兆円
PER10.1倍
PBR1.06倍
配当金100円
配当利回り4.03%
業界卸売業

この会社は全世界的に視野を広げている有名な商社最大手の会社になります。(引用:HP 東証プライム企業) 業種は卸売業になります。

事業としては多角的に展開しており、8グループ体制で進めているようです。下記のグループで運用しているようです。

  1. 地球環境エネルギーグループ
  2. マテリアルソリューショングループ
  3. 金属資源グループ
  4. 社会インフラグループ
  5. モビリティグループ
  6. 食品産業グループ
  7. S.L.C(SMART LIFE CREATION)グループ
  8. 電力ソリューショングループ

競合他社としては三井物産,伊藤忠,住友商事等が挙げられます。これら3つと上の表を比較したものを下記に示します。

銘柄名三菱商事三井物産伊藤忠住友商事
証券コード8058803180018053
株価 (2025/1/10)2479円3060円7353円3248円
時価総額10.0兆円9.1兆円11.7兆円3.9兆円
PER10.1倍9.36倍11.59倍7.41倍
PBR1.06倍1.2倍1.88倍0.9倍
配当金100円100円200円130円
配当利回り4.03%3.27%2.72%4.00%
業界卸売業卸売業卸売業卸売業

表を確認してみると利回りが4.03%と高めになっております。競合他社の中では利回りが1番目高い会社です。他に競合の中で高い利回りの会社として住友商事(4.00%)、三井物産(3.27%)が挙げられます。商社株として有名な株になります。

次にチャートを確認してみます。

日経平均株価 日足株価チャート(引用:株探 2025/01/10現在)
三菱商事(8058) 日足株価チャート(引用:株探 2025/01/10現在)

日足の株価チャートを確認してみると、全体的に下がり基調になっておりますまだまだ下げ止まるような気配はしておりません。日経平均のβ値が0.93(0.9より上)なので日経平均に連動しやすい株になります。

日経平均株価は先日のトランプさんの関税発言で少し下がりましたが、ヨコヨコで推移しています。perが15.91倍になり、16倍より下がりました。ここ最近はこの領域でヨコヨコ動作しております。継続してウォッチします。長期の移動平均線を下抜けしないか気になる所です。

日経平均との日足同士を比較をしてみると、日経平均がヨコヨコに対してグラフはずっと右肩下がりの状態になっております。底を打つ形になるまで注視し、トレンド変換がどのタイミングで来るか様子は見ていきたいです。

三菱商事(8058) 週足株価チャート(引用:株探 2025/01/10現在)
三菱商事(8058) 月足株価チャート(引用:株探 2025/01/10現在)

次に週足や月足の株価チャートを確認してみます。週足をみるとこちらも日足と同じように下がり基調になってきております。13週線に頭を抑えられており、まだまだ底打ちしなさそうな雰囲気です。継続して様子を見ていきたいです。

月足を見てみると、こちら全体的に右肩上がりにはなっておりますが、直近は下がってきており、ちょうど24ヶ月線の所になります。ここで反発するかが今後のトレンド動向を決定すると思われます。業績も悪くないとの事なのでこちらも継続して様子を見たいです。

業績推移

まずはEPS及び売上高、利益の年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)

EPSのグラフを見ると、ところどころ下がる部分がありますが、全体的には右肩上がりです。25年も予想ですが、24年よりは上振れそうな形をしております。売上高や利益関連も同じような傾向を示しております。

直近25年(予想)のEPSが249円なので、平均的なPer=15を掛けると、3731円になり、現在株価(2479円)より大きな値で割安になっております。本当に割安なのか、業界PERを入れて解析を進めれればとは思います。

次に配当金の推移を確認してみます。

配当金に関しても全体にみて年々増配傾向になっております。現在配当利回りも4.03%かなり高く高配当株の部類に入りそうです。最近は株価がずっと下がり基調なのが気になりますが、株価が下がる事で相対的に利回りが上がっております。株価が下げ止まりそうな動きをしたら購入出来たらと思っております。 継続してウォッチして行きます。

次に配当性向の結果を確認してみます。

配当性向は一時的に上がる年はありましたが、30%でヨコヨコで推移しており非常に優秀と思います。最近も大きく上昇するような感じではないので、必要以上に大きくならないかウォッチしていきたいです。

次に自己資本比率推移を確認してみます。

自己資本比率に関しては長い目をみてじわじわ上昇しております。最近は40%くらいまで上がってきております。まだまだ自己資本比率を上げてほしい所ですが、まだまだ時間はかかりそうです。継続してウォッチします。

最後に営業CF推移、投資CF、財務CF推移を確認してみます。

営業CFに関してはマイナス部分がなく全てプラスになっております。さらに長い目でもて増加傾向です。また投資CFに関してもマイナスが多く投資活動が活発のように見えます。財務CFに関してはマイナス状態が多く、営業CFとの兼ね合いから資金調達に借入や増資を行っているようです。こちらも同じく継続して確認していければと思います。

まとめ

三菱商事(8058)の銘柄分析を行ってみました。利回りは大分高いです。(4.03%)、現在株価としては日足的には下げ調子になっております。

またそれぞれの指標を確認してみたところ下記のような形になりました。(個人的主観が入っております。参考として頂けたらと思います。)

  • 配当利回り:4.03% 高めではある。最近は株価が下がることで相対的に利回りが上がってきている。
  • EPS推移:◎全体的には増加している。
  • 売上高推移:〇全体的には増加している。
  • 利益推移:〇全体的には増加している。
  • 配当推移:増加傾向、24→25年で急激に上昇
  • 配当性向推移:30%以下でヨコヨコ推移
  • 自己資本推移:〇40%以下だが全体的に増加傾向
  • 営業CF:〇全てプラス。
  • 投資_財務CF:投資CFマイナスが多いが財務CFはマイナスと営業CFの関係から借入が多そう。

有名な商社株なので底値が見えてきたら購入を検討してきたいと考えております。

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