※2024/10/15更新
※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。
EPSが綺麗に右肩上がりの卸売業のリックスの銘柄分析を行ってみます。※リライトはこちらです。
リックス(7525)の基本情報
証券コード | 7525 |
株価 (2024/10/16) | 2853円 |
時価総額 | 246億円 |
PER | 10.04倍 |
PBR | 0.97倍 |
配当金 | 113円 |
配当利回り | 3.96% |
業界 | 保険業 |
リックスは1907年の創業より110年以上の歴史を持つ企業になります。創業当時は足袋の販売から始まり、鉄鋼業界をはじめとする各産業界にビジネスを広げているそうです。(引用:リックスHP)
競合他社としては兼松, 白銅, 東京産業等が挙げられます。これら3つと上の表をを比較したものを下記に示します。
銘柄名 | リックス | 兼松 | 白銅 | 東京産業 |
証券コード | 7525 | 8020 | 7637 | 8070 |
株価 (2024/10/16) | 2853円 | 2359円 | 2358円 | 709円 |
時価総額 | 246億円 | 1993億円 | 267億円 | 203億円 |
PER | 10.04倍 | 7.03倍 | 12.5倍 | 5.95倍 |
PBR | 0.97倍 | 1.23倍 | 1.18倍 | 0.93倍 |
配当金 | 113円 | 100円 | 85円 | 36円 |
配当利回り | 3.96% | 4.24% | 3.60% | 5.08% |
業界 | 卸売業 | 卸売業 | 卸売業 | 卸売業 |
配当利回りが3.96%と高くなっております。他競合他社も利回りが高い傾向にあります。
株価チャートを確認してみますと、21年1月頃から1400円程の金額から直近4600円程度まで3倍近く株価が上昇しており株価がどんどん成長しております。
リックスの現在株価は4365円、時価総額は381億円で、PER 11.76倍、ROE 12.5%、自己資本比率56%、配当利回りは3.23%となっています。自己資本比率もそこそこ高いし利回りも3%以上はあるのでそこそこの高配当株になります。
下記に2024/10/16現在での日足、週足のグラフを記載します。
前回4/16までは右肩上がりで進んでおりましたが、4/24を境に急落しております。こちらは決算が思ったより振るわなかった結果であると考えられます。分析はもう少ししてみたい所です。 それ以降もじわじわと下がってきてはおりますが、2900円~2800円をキープしているようです。今後の為替動向を見ながらなので難しいですが、次の決算発表トレンドが変化するのかと思われます。
リックスの事業内容
リックスという会社は、多種多様な製造業の生産現場向けに、機械装置や計測機器、消耗品などの生産財を提供しておられるそうです。 業種としては卸売業になります。
販売商社機能、メーカー機能、研究開発機能、サービス機能の4つの項目を主軸にして事業を展開し、多種多様な事業を取り組む会社になります。内容に関しては特にHPでの確認してみてください。
半導体やAI等の事業にも参入してきており、今後とも業績が気になる企業になります。
業績推移
まずはEPSの年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)
グラフを見ると、19年までは徐々にEPSが上がっていき、いったん21年にかけて下がっております。(おそらくコロナ渦の影響と思われます。)その後また右肩上がりでEPSが伸びているように見えます。
直近24年のEPSが328.7円なので、平均的なPer=15を掛けると、4930.5円になり、現在株価よりもう少し伸びしろがあるように見えます。
配当金に関しても年々上昇しており、特に23年から急激に伸びており、高配当株のような形になっております。
配当性向に関しても22年までは30%以下をキープしておりました。23年には40%近くまで上がっておりますが、それでもまだまだ低い部類になるかと思われます。
自己資本比率に関しても60%までは達してはおりませんが、今とのころ58%くらいに推移しており、年々増加傾向にあり、安定な企業運営が出来ていると思われます。
営業CFも赤を出しておらず、問題ないように思われます。
まとめ
以上の事より、リックス株式会社は高配当銘柄候補として良さそうな銘柄になるかと思われます。
直近の配当利回りも3.23%なのでもう少し高くなってから買いたいと思うところです。
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