※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。購入は自己責任でお願い致します。
ニチモウ(8091)の銘柄分析を行ってみます。
基本情報
証券コード | 8091 |
株価 (2024/11/20) | 1876円 |
時価総額 | 169億円 |
PER | 6.01倍 |
PBR | 0.54倍 |
配当金 | 90円 |
配当利回り | 4.80% |
業界 | 卸売業 |
この会社は漁網業務を中心として発展した水産専門商社の大手企業です。(引用:HP) (日経プライム企業)
競合他社としては東京産業、リックス、ソーダニツカ等が挙げられます。これら3つと上の表を比較したものを下記に示します。
銘柄名 | ニチモウ | 東京産業 | リックス | ソーダニツカ |
証券コード | 8091 | 8070 | 7525 | 8158 |
株価 (2024/11/20) | 1876円 | 707円 | 2766円 | 1138円 |
時価総額 | 169億円 | 203億円 | 239億円 | 261億円 |
PER | 6.01倍 | 5.94倍 | 9.18倍 | 12.96倍 |
PBR | 0.54倍 | 0.92倍 | 0.91倍 | 0.88倍 |
配当金 | 90円 | 36円 | 120円 | 34円 |
配当利回り | 4.80% | 5.09% | 4.34% | 2.99% |
業界 | 卸売業 | 卸売業 | 卸売業 | 卸売業 |
表を確認してみると利回りが4.80%と非常に高い利回りになっております。競合他社の中では利回りが2番目に高い会社になります。他だと東京産業が5.09%、リックスが4.34%とかなり高めにはなっております。高いので魅力的に見えますが、少し高めのように思えますのでよく中身を見る必要がありそうです。
ここでチャートを確認してみます。
日足の株価チャートを確認してみると、現在右肩下がりの傾向を示しているようです。ただ最近は少し上がり調子の様子が見えてきております。日経平均のβ値が0.65(0.9より小さい)なので日経平均に連動して動きにくい個別株と思われます。 日経平均株価は現在ヨコヨコで推移していてperが15.76倍になり、16倍より下になってきております。一応11~16倍の中に入っておりますので、今後下がっていくか様子見しておきます。
次に週足や月足の株価チャートを確認してみます。こちら右肩上がりで上昇はしていますが、3月を境に下げトレンドになってきております。今現在は月足を見ると24ヶ月線上を超えて下がるかどうかのタイミングであるので少し様子見をしたい所です。上昇局面がこのまま出てくるか様子を見ていければと考えております。継続してウォッチしていこうと思います。
業績推移
まずはEPS及び売上高、利益の年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)
グラフを見ると、EPSや利益類は少し2019年でかなりのマイナスががありましたが、基本的には右肩上がりで上昇しているようにみえます。この年はコロナの流行があってEPSもとい純利益が下がったのではないかと思われます。売上高も線形に上昇しているのではなくじわじわと上がり気味になってきております。営業利益も経常利益もどんどん増加しているようです。継続して確認していければと思います。 直近25年(予想)のEPSが312.03円なので、平均的なPer=15を掛けると、4680.45円になり、現在株価(1876円)よりは大分大きな値になっております。こちらも時間をみて解析を進めれればとは思います。
次に配当金の推移を確認してみます。
配当金に関しては2019年までほぼ一定での推移でしたが、22年以降はそれ以降大きくなってきております。右肩上がりの増配というよりは最近急激に伸びてきたような印象があります。このまま増配路線で進められるかが気になるところです。現在配当利回りも4.80%とかなり高めになっており、この利回りが続けられるのかが気になる点になっております。
次に配当性向について調べてみてみようと思います。
こちらに関しては、ここ最近は30%あたりをキープしているように見えております、ただ直近上がり傾向ではあるのですが、30%は超えておりません。(23年のデータとなりますが) 継続して確認していく見ていく必要はありますが、配当性向が低めで大きな利回りを出してもらっておりますので、増加するかどうかが気になる所になっております。
次に自己資本比率推移を確認してみます。
自己資本比率に関しては基本的に20-35%前後で推移しております。全体的に低めになっており、もう少し自己資本比率を上げてほしい所ではあります。ただ最近は上げ調子になっており理想値である60%を目指すような形を取っているようにも思えます。この傾向を維持出来るのかが気になる所です。継続して確認して増減を気にしながら進められればと思っております。
最後に営業CF推移を確認してみます。
営業CFに関してはマイナスがそこそこ目立っております。24年では大幅に伸びましたが、以降どのような動きをするかが気になるところです。こちらも継続して動向を確認していくつもりです。
まとめ
以上の事より、ニチモウ(8091)の株の分析を行ってみました。かなり高い利回り(4.80%)をもっているのですが財務等の自己資本比率や営業CFが気になります。今後共安定して会社を継続出来るのかは継続して確認していければと思っております。ただ自己資本比率の伸びは大きいので安定的な企業として成長していっているようにも見えます。今後とも継続してみていきたい銘柄になります。
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