※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。
コスモエネルギーHLDGS(5021)の銘柄分析を行ってみます。
コスモエネルギーHLDGS(5021)の基本情報
証券コード | 5021 |
株価 | 7,981円(※2024/9/3時点) |
時価総額 | 7,048億円 |
PER | 8.8 |
PBR | 1.13 |
配当利回り | 3.76% |
コスモエネルギーHLDGS(5021)はココロも満タンに!で有名 石油総合事業である。(引用:HP)
業務内容としては、エネルギーに関連した4つの事業セグメント(石油開発事業、石油事業、石油化学事業、再生可能エネルギー事業)展開しており、石油に絡む銘柄なので時勢に強く影響を受けます。石油3大手会社の1角を担っております。
競合他社としては同じく石油系の会社であるENEOS、出光興産等があげられます。
ここでチャートを確認してみます。
日足の株価チャートを確認してみると、最近は8/5下げをおいておけばヨコヨコになっており、その先日の大きな下げからは少し回復しているように見えます。今後の見方はどうかわかりませんが、現在日経平均のperが15.8倍程度ですので、信越化学工業等と同じくもう少しだけ日経平均株価に連動して上がりそうな気はします。(今週月曜日は肩透かしを食らいましたが…) 明日は先物が少し下がってきているのでどうなるかわからないところです。
次に週足の株価チャートを確認してみます。こちらも23/1からは右肩上がりに上昇しておりますが、最近は下がりそうな形になっております。今後円高傾向になったら下がりそうな気もしますので警戒を怠らないようにしていきたいです。
コスモエネルギーHLDGS(5021)の現在株価は7,981円、時価総額は7,048億円で、PER 8.8倍、ROE 12.92%、自己資本比率27.1%、配当利回りは3.76%となっています。自己資本比率は低いですが、ROEや利回りが高く高配当で魅力を感じます。ただ石油関連なので時勢の影響を受けやすく今後の動向は見守っていく必要があるかと思われます。
業績推移
まずはEPSの年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)
グラフを見ると、基本的に全年通して右肩上がりに推移しているようには見えますが、なかなかまばらになっており、安定的には見えません。たまにマイナスになっている時期があるので非常に気になります。ここらへんの所を今後調査していけたらと感じております。
直近24年のEPSが905.83円なので、平均的なPer=15を掛けると、13587.45円になり、現在株価(7,981円)よりはかなり大きな値になっております。それなので買いたくなりますが、業界全体でのperの推移等はまだわかりかねますので油断は出来ないところです。こちらも時間をみて解析を進めます。
次に配当金の推移を確認してみます。
配当金に関しても基本的に全体を通して年々上昇(右肩上がりで上昇)している事は確認出来ます。直近配当性向60%を目指すとの発言もあり、配当利回りを増やす事を進めていきそうです。利回り的にも3.76%と高めになっており、配当性向の急激な向上は気になりますが、高配当株として気になるところです。
次に配当性向について調べてみてみようと思います。
配当性向に関してですが全体を通して上がり気味で直近24年では30%よりは大きくなっております。IR資料で配当性向を上げていく旨が記載されており、配当性向が急激に大きくならないかは心配です。引き続き傾向はチェックしていきたいと思います。
次に自己資本比率推移を確認してみます。
自己資本比率に関しては30%以下と非常に低くあまり高くありません。ただ石油3大手との事もありま大きな企業との事でもありますし、倒産の心配はほぼないと考えております。ひとまずグラフを見る限りは年々少しずつではありますが、上がっては来ているので、徐々に安定的になっている気はします。
最後に営業CF推移を確認してみます。
営業CFに関して得に赤は出しておりません。ただ極端に低い所があるので気になる所です。継続してウォッチしていきます。
まとめ
以上の事より、コスモエネルギーHLDGS(5021)の株の分析を行ってみました。現状高配当株のように見えますが、自己資本比率が低かったり、配当性向がかなり大きくなってきているのでそこが少し気になる点として見えました。一応配当金も増配しているとの事で継続してウォッチしていこうと思っております。
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