※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。
ケイアイスター不動産(3465)の銘柄分析を行ってみます。
基本情報
証券コード | 3465 |
株価 (2024/11/14) | 4340円 |
時価総額 | 688億円 |
PER | 9.29倍 |
PBR | 1.19倍 |
配当金 | 130円 |
配当利回り | 3.00% |
業界 | 不動産業 |
この会社は豊・楽・快を想像すると銘打った不動産系の大手企業です。(引用:HP) (日経プライム企業)
競合他社としてはPROPERTYTECHNOL,カチタス,ウィル等が挙げられます。これら3つと上の表を比較したものを下記に示します。
銘柄名 | ケイアイスター不動産 | PROPERTYTECHNOL | カチタス | ウィル |
証券コード | 3465 | 5527 | 8919 | 3241 |
株価 (2024/11/14) | 4340円 | 1108円 | 2152円 | 472円 |
時価総額 | 688億円 | 46億円 | 1693億円 | 54億円 |
PER | 9.29倍 | 8.23倍 | 17.9倍 | 8.19倍 |
PBR | 1.19倍 | 0.65倍 | 3.92倍 | 1.22倍 |
配当金 | 130円 | 45円 | 56円 | 17.5円 |
配当利回り | 3.00% | 4.06% | 2.60% | 3.71% |
業界 | 不動産業 | 不動産業 | 不動産業 | 不動産業 |
表を確認してみると利回りが3.00%とそこそこ高い利回りになっております。競合他社の中では利回りが3番目に高い会社になります。またPROPERTYTECHNOLやウィルが高配当株の範囲に入っているように見えますね。PER等の10倍くらなので業界のより調べてみる必要がありそうです。
ここでチャートを確認してみます。
日足の株価チャートを確認してみると、現在右肩上がりの傾向を示しているようです。日経平均のβ値が0.6(0.9より小さい)なので日経平均に連動して動きにくい個別株と思われます。 現在日経平均のperが15.92倍に下がってきておりますが、16倍近いので下がるのは警戒したい所です。日経平均との連動は少ないと思われますが様子見しておきます。 直近決算(11/11)が良かったのか大幅に株価が上がっております。決算短信を確認してみると営業利益や経常利益が前年度比で大きく上がっているのを確認出来ました。
次に週足や月足の株価チャートを確認してみます。こちらに関しては週足で右肩下がり、月足でも下がってきておりますが、現在底値付近を探っている動きのような気もします。週足で最近26週線を抜けてきたので上昇局面が出てくるか様子を見ていければと考えております。継続してウォッチします。
業績推移
まずはEPS及び売上高、利益の年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)
グラフを見ると、EPSや利益類は22,23年で大きく向上しましたが、直近2年で下がってきております。この原因は日銀の利上げが関係しているのか確認していきたいところではあります。売上高に関してはかなり綺麗に上がってきており経営がうまく回っていることを示していると思われます。 直近25年(予想)のEPSが471.54円なので、平均的なPer=15を掛けると、7073.1円になり、現在株価(4340円)よりは大分大きな値(倍近く)になっております。こちらも様子を見れればと思っております。
次に配当金の推移を確認してみます。
配当金に関しては2022年でいったんピークをとりその後下がってきております。全体を通しては右肩上がりにはなっておりますが、最近下がってきているのが気になります。現在配当利回りも3.00%と以前と比べて下がってきており、この傾向が続くのかが気になる点になっております。
次に配当性向について調べてみてみようと思います。
こちらに関しては、最近まで30%あたりをキープしているように見えておりますが24年から増加傾向になっております。直近40%と大きく上がってきており、利益を配当に回す率が大きいのかが少し気になっている所です。継続して見ていく必要はありますが、配合性向が大きくなり続けるようでしたら危険のような気がします。25年以降の増加が非常に気になる所です。
次に自己資本比率推移を確認してみです。
自己資本比率に関しては基本的に20-30%前後で推移しております。全体的にはヨコヨコを維持しているように見えますが、理想値である60%まではまだまだといったところでしょうか。極端に下がっていかないかどうかが気になります。継続して確認して増減を気にしながら進められればと思っております。
最後に営業CF推移を確認してみます。
営業CFに関してはマイナスが大分目立っておりますので、24年以降どのような動きをするかが気になるところです。こちらも継続して動向を確認していくつもりです。
まとめ
以上の事より、ケイアイスター不動産(3465)の銘柄分析の株の分析を行ってみました。以前は高い利回りをもっていたのですが、近年下がってきております。この傾向が続くのかどうかが気になるところになります。営業CF等もマイナスになっており財務状況もどのようになっているか知りたい所です。ただ売り上げ等は安定して増えてきていますので、ここをどう見ていくかが重要と思えます。継続して確認出来たらと思います。
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