※個別銘柄が出ますが、売買推奨ではありません。購入は自己責任でお願い致します。
オカダアイヨン(6294)の銘柄分析を行ってみます。
基本情報
証券コード | 6294 |
株価 (2024/11/25) | 1911円 |
時価総額 | 160億円 |
PER | 10.1倍 |
PBR | 0.92倍 |
配当金 | 74円 |
配当利回り | 3.87% |
業界 | 機械 |
この会社は国内初の大型空圧ブレーカ「IPH(アイピーエイチ)400」を販売し、通称「アイヨン」の名でヒット商品となったことが社名の由来の機械の大手メーカーです。(引用:HP) (日経プライム企業)
競合他社としては酒井重工業、タダノ、日立建機等が挙げられます。これら3つと上の表を比較したものを下記に示します。
銘柄名 | オカダアイヨン | 酒井重工業 | タダノ | 日立建機 |
証券コード | 6294 | 6358 | 6395 | 6305 |
株価 (2024/11/25) | 1911円 | 2410円 | 1166円 | 3413円 |
時価総額 | 160億円 | 213億円 | 1509億円 | 7342億円 |
PER | 10.1倍 | 12.09倍 | 22.8倍 | 9.07倍 |
PBR | 0.92倍 | 0.68倍 | 0.78倍 | 0.94倍 |
配当金 | 74円 | 103円 | 23円 | 175円 |
配当利回り | 3.87% | 4.27% | 1.97% | 5.13% |
業界 | 機械 | 機械 | 機械 | 機械 |
表を確認してみると利回りが3.87%と高い利回りになっております。競合他社の中では利回りが3番目に高い会社になります。他だと日立建機が5.13%、酒井重工業が4.27%とかなり高めにはなっております。3.85%より大きな値なので魅力的に感じる数値と思います。
ここでチャートを確認してみます。
日足の株価チャートを確認してみると、最近まで右肩下がりの傾向を示していましたが、また下がり基調に戻りました。日経平均のβ値が0.67(0.9より小さい)なので日経平均に連動して動きにくい個別株と思われます。 日経平均株価は現在ヨコヨコで推移していてperが15.78倍になり、16倍より下になってきております。一応11~16倍の中に入っておりますので、今後下がっていくか様子見しております。
次に週足や月足の株価チャートを確認してみます。こちら右肩上がりで上昇はしていますが、3月を境に下げトレンドになってきております。今現在は月足を見ると24ヶ月線上を超えて下がってきておりますのでしばらく底値をみていく動きのように思えます。上昇局面はしばらく出てこないように見えますが、しばらく様子を見ていこうと思います。
業績推移
まずはEPS及び売上高、利益の年毎のグラフを下記に示します。(データ参考:IR-bank)
グラフを見ると、EPSや利益類は波がありますが、全体的には右肩上がりで上昇しているようにみえます。売上高も順調に線形に上昇しているように見えます。営業利益も経常利益も右肩上がりで増加しております。継続して確認していきます。 直近25年(予想)のEPSが189円なので、平均的なPer=15を掛けると、2836円になり、現在株価(1911円)よりはある程度大きな値になっております。こちらも時間をみて解析を進めれればとは思います。
次に配当金の推移を確認してみます。
配当金に関しては長い目で見てみると右肩上がりの増配を行っていそうです。ただ直近24年から急激に伸びているので、方針がどのように変化したのか確認したいところです。現在配当利回りも3.87%とかなり高めになっており、この利回りが続けられるのかまたは継続して増配出来るかが気になる点になります。
次に配当性向について調べてみてみようと思います。
こちらに関しては、ここ最近は30%以下をキープしております、同じ傾向を継続して進めているようですので、こちらを2025年以降も進められるかが確認していきたい所になります。24年で急激に上昇しておりますので、増加し続けるかどうかが気になる所になります。
次に自己資本比率推移を確認してみます。
自己資本比率に関してはここ最近は50%前後で推移しており60%には達しておりません。基本ヨコヨコになっており、上昇しないか気になる所です。継続して増減を気にしながら確認出来れば思っております。
最後に営業CF推移を確認してみます。
営業CFに関してマイナスの年が結構あるのが、気になります。プラスを継続して行う事が出来るのか、以降どのような動きをするかが気になるところです。こちらも継続して動向を確認していくつもりです。
まとめ
以上の事より、オカダアイヨン(6294)の株の分析を行ってみました。高い利回り(3.87%)をもっており、増配傾向の配当金、低い配当性向、そこそこ高い自己資本比率が優秀な点と思えます。ただ営業CFにマイナスが多いことが気になるところです。今後とも継続して確認していきたい銘柄になります。
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